B＊MPSに行ってきた。

8月8日(日)

札幌の中島公園近くにあるB＊MPSに行ってきた。
パド＊クラブもI＊Iも、自分の悩みに対して、満足できる答えがもらえなかったから、3ヵ所目を訪問した。
別に基礎系とかモーグル系とかに何のこだわりもないし、そういう枠組みに関心もない。ボクは自由です。

悩みは2つ。1つは自分、もう1つは息子。

1. 以前からの希望通り、170cmくらいで、ウエストが75mmくらいあって、ラディウスがやや大きめがほしい。この希望に加え、軽めの板がほしい。（8月3日の通り）
2. 10-11シーズンをばんけいのスクール通いするかモーグルに進むか悩んでいる息子。かつ140cmの身長で大人と子どもの間の微妙なマテリアル選び。モーグルやるにしても細い板は（今どき）必要ないという父の思いもある。

パド＊クラブとI＊Iでは・・・
自分については、k2のエクスプローラーをすすめられた。
HEADのマグナムやnordica hot rodなどと同じ路線で、それに不満はないが、軽い板がほしいという希望がかなわない。そもそも自分にプレートは必要ないと思い始めている。

息子については、父の目から見て、失礼ながら相談に真剣に答えてくれていると思えない。

「k2マンバか、ID oneのジュニア用モーグル板か。長さは153cm。ドルフィンの子供たちもみんなそうしている」
「子供用ならジュニアレーシングでしょう。大人用ならFISCHERプログレッサー7+なんかは女性もはきますし。でも在庫はビンディングが6-16なんだよね。いずれにしてもマテリアルは全く違うから道が決まらないことには選べません」

ああいうショップの人って、とりあえずデモモデルをすすめときゃいいと思っているのだろうか？　いまのHEADを買ったときもそうだったけれど、
まるでインストラクターに勧めるように、われわれにも勧めてくる。

しかし、

• 消費者は定型的に考えていないと思うし、本来は自由だ。
• むしろ消費者の考えはあいまいさやゆらぎがメインであるはず。それに対して、共感が全くない。
• ゆらぎに対して答えがほしいのに、「こっちならこうだ」の答えしか出てこないことに不満がある。
• 高いスキー（上級者用）からすすめないと消費者のプライドを傷つけるというマニュアルがあるそうだが、それにしても高い板ばかり薦めすぎ。
• どこの世界で11歳の子がプログレッサーをはくんだよ!!
  

B＊MPSでも同じ質問をした。
店員さんの答えは、

小生がLA-Fクラシック。その理由は、カービングスキーに最も近くて、ラディウスが大きく、軽いこと。そういうスキーがほかのブランドになく、LA-FやBMPは「硬い」というお客さまの評判だという。
「ツインチップでもいい」けれど、どっちがいい？という質問に答えれば「普通のコブ斜面ならいいけれど、ばんけいのモーグルコースではスキーがついてこない感じがある。しっかりつくっているLA-Fクラシックはそういうことがない」
という答えだった。

息子は、値段も考えれば「フォルクルのツインチップがいい。長さは158cm。有効エッジ長が短いので問題なし。ビンディングも軽いし、安いし、小学校高学年から中学生はこれをはいている子が多い。まだ体重が軽いので、フレックスは全然問題なし。アトミックでもいい」

ということだった。

おかげで息子は方向が決まった。スクール通いするとしても、スキーはツインチップで決定する。これは親の意思です。
自分については、1つだけ疑問が残った。ツインチップで自分の滑りはOKかどうか。カチカチのばんけいモーグルコースを必死に滑っているとき、スキーの固さはある程度頼りになることは確か。となると、ツインチップを見送り、今年LA-Fクラシックが買えないなら来年に延ばすということで決定かなと思ってる。

「軽く」という要望が入ると、大人のオールラウンドスキー選びはにわかに難しくなる。そんな気がします。
いずれにしても、自分の中ではかなりスッキリしました。

おまけ
B＊MPSの店員さんはこんなことおっしゃいました。

• 「カービング板はエッジを立てただけで曲がるから、慣れてくると昔ほど踏まなくなるでしょう。自分もラディウスが20m超えるモーグルスキーを履くと最初は曲がらなくてビックリする。それを考え合わせると、トップ幅が現代のカービング板と同じくらいで、絞りがゆるくラディウスで16とか18mが違和感がないんです」
• 「板があまりファットになってくるとトーションが弱くなるので、アレって感じになるんです」

このあたりのメッセージがすごく参考になりました。
あとは、どこで（どんなコースをメインに）滑るかを考え合わせて、スキーを選べばいいと思います。