テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

建築家・Nさん、洞爺湖マラソンを走る

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わが家を設計してくれたNさんが5月の洞爺湖ラソンに出場し、完走しました。しかもタイムは4時間10分台。
驚き、感動してメールしたらちょっと照れていました。
そのあとお会いする機会があって、またその話をしたら、こんなことを言っていました。

「今年は年初にフルマラソンの参加を決めていたので、2月ころから走り始めた。時間があけば走っていたが、どうしても夕方が多くなる。
1回汗が出て、それがひくころには日がかげり一気に寒くなる。冬の陽は短く足元も暗い。当然走っているのは1人。そして疲労
寒い、暗い、孤独、キツイ。俺何やっているんだろう。ただツライだけだ。
そう思ったんですよ」

本番もツライだけだったとおっしゃっていたけれど、かっこいいなあと思いました。

Nさんはがっしりした体格でわりとイカツいタイプだけれど、性格は優しくむしろおねえ系。設計についても、なんか安全最優先で、「うーん」とか思っていた。異も唱えた。

  • 「でもじっさい暮らすってことは、寝て起きて、食べて排せつするってことです」(まあそうなんだけどさ、もうちょっと夢とか見させてよ、的な)
  • 「うーん、どうかなー」(クライアントのアイデアに暗に反対するときのお言葉)
  • 「ごめんなさい、それはないナー」(クライアントのアイデアに明確に反対するときのお言葉)
  • 話し方もちょっとおねえ系。

が、実際に家ができてからは、Nさんのやさしさの意味がよくわかって、おのれををさらけ出して仕事をしているところがかっこいいなと、思うようになりました。
その優しさを言葉で表現するのは難しいのだけれど、Nさんの設計があたかも絵画を見て感動したときのように、こころを揺さぶるのです。
今回のマラソンも、おのれの弱さをさらけ出しながら完走したNさんがすごくかっこいいなと。

※この話を新しいカテゴリーの最初の記事にします。

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