テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

スビンダルじゃないけれど、トラウマ解消へ

2月26日(土)
足がかなり回復してきたものの、まだ自信が持てなかった。
まだズラシの小回りしかやる気にならない。また速度域では低速以外は恐怖が先に立つ。
ピステンを入れ整地になったあとに雨が降ったハードパックの上に新雪が乗ったモーグルバーンで低速ずらし小回りを試すが、トップがまわらずに雪が厚くなると何度も横滑りに逃げざるを得ない。
雪がちょっとだとテールを上げないとスキーを回せない。結果、谷まわりがなかなかつくれない。

うーん。

滑り終えてブーツを脱ぐ。すぐにソックスをくるぶしまで下ろしてふくらはぎをさわる。
『やわらかい!!』
むくみもひどくはない。
この日は滑りはひどいが足の回復には自信が生まれた。

2月27日(日)

イメージ 1

朝起きても、足に張りはない。自信は確信へ。
土曜日同様に、家で入念なストレッチ。身体が温まるくらいまでやる。
すべり出しはゆっくりムリせず。
10時になったので行ってみることにした。スーパーイースト・コぉース。
相変わらずこの斜面は過疎っている。
過疎っているが滑りにくさはテイネ・北壁以上だと改めて思った。

1本目
じつはよく覚えていない。写真は1本目の滑る前に撮った。見下ろして右がやわらかいライン、左がカチカチのライン。
慎重に左のラインを滑った。ミゾにはまらないように選んで。何よりトラウマ克服に重点を置いて。

ケガをした場面で以前とは違う動きができるということが、心のケアにもっとも大切だと思う。大ケガをどう克服したかというNHKのスビンダルの放送は見逃したが、6週間後に行って良かった。

2本目
リフトの上でいつもの念仏を唱えはじめた。「外足で踏む、踏む、外足、外足」「外肩下げ、外肩、外肩」
これでちょっと違ったかもしれない。
右のやわらかいラインへ(滑るまでやわらかいとは知らなかった)。しっかり削ることができて、圧もかかっている。
途中からコブがショートピッチに。自然コブだから、ピッチが狭いというより激しいエッジングあとと表現したほうがいい。調子こいて踏み込んでみた。
4コブくらい行ったけど、そこでヤな感じになったので、ムリせず斜滑降に移行。そのあとはのんびりバンク的に。
この1本でかなり足に来たが、リフト降り場に子供たちがいて、帯同している父兄を見たら、なぜか休憩するのがいやになった。

3本目
再びカチカチのラインへ。
視線を上げてしっかり踏んでいるつもりなのだが、エッジが立って来た。エッジが立ったら限界。
ということで乳酸もたまったし3本で終了。いちおう3本ともノンストップで下まで行った。


このあとは主にずらしショートターンの中速バージョン。ときどきバランスを崩すが、これまでよりはいい。

  • センターCのオレンジ側新雪と削られた雪がたまりトップが回しにくい状況。ここをバランスを崩しても止まらずに滑り続ける。
  • グリーン:上部はアイスバーンorハードパックに部分的に雪が載り、コース下部はナチュラルというなかなか練習向きの状況。アイスバーンで外足が流されることもあるが、次のターンから再びしっかり外足による踏み込みを意識することで安定した滑りになる。ナチュラル斜面で圧がかかりすぎたりもするが、いわゆる上半身の突っ込み状態ではなく横に強く振られる感じ。2ターンぐらいで何とかバランスを取り戻す。

前傾を抑え、おしりをビンディングに近づけて、おしりからスキーを回す感じがポイントになる。
アイスバーンでエッジを立てる感覚はない。ずらし回しているのにズレ落ちない。
カービングスキーの助けを借りているが、頼ってはいないということか・・・。



グリーンコースには、上から下・幼稚園側までネトロン(やわらかいショートポール)が立っていて、スキー学校の1級以上のスクール生が子どもから大人まで練習していた。
やりたかったがコースがあかない。センターリフトに乗ったとき、スクール生のほとんどが下に降りたのを発見。グリーンにまわってキョロキョロし、途中から滑ってみた。
ラインは基本的にストレート。斜度変化のあとに大きく振る個所があるが、そのあともストレート。

みんな苦労していた。「おまえらダメだな」って感じで滑り出したコーチも入りきれずに1本飛ばしたりしている。
難しいラインではないように見える。破たんするのは振りの部分ではなく、ストレートラインなのだ。
リフトの上から小生が見て気がついたのは、切り替え後ポールに入るとき、コーチも含め全員が仲良く内倒ポジション・・・。

彼らを見て警戒して入った小生は、ストレートはラインが高すぎたくらい。振りの部分は戻りきれないかと思ったが、左谷足のテールがガツッとかんだ。大股になったが次の右谷足ターンは何事もなく入れた。

これ以上は書きません。
悲しすぎます・・・。


小生はこのあともゲレンデの縁ばかりを選んで小回りし続けた。
前日はやられたモーグルバーン(この日は立ち入り禁止)にも、林間コースを使って練習コースに侵入。
薄いパウダーの上でこの日はトップがよく動いた。圧もまあまあかかっている。いや、圧のかかり方はまだまだダメだと思う。
斜面の縁ではコブ練。への字のへり斜面をコブの裏と受けに見立て、“へ”の頂点でしっかり外足で圧をかけ始める。
小回りでポジションがよくなったのを確認してから、大回りをやってみる。基本的に同じポジションで滑ると、少し圧がかかったまともな滑りになった。でもこの日も大回りはイマイチ。

けっきょく9時過ぎから5時まで滑った。死ぬかと思ったがさほどの疲労ではない。