テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

これからの「正義」の話をしよう

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このフレーズに聞き覚えのある方もいるでしょう。
アメリカ・ハーバード大学で教鞭を執るマイケル・サンデルという著者の話題になった本を読み始めた。
まださわりの部分だけ。

すぐに感じたのは、「正義」というか「人の道」と言うかは関係なく、人が生きていく上で正しいと信じることができる選択をするために、理念的なものが必要だということ。アメリカなど西欧ではこれを「正義・ジャスティス」とか「良心・キリスト教信仰」と置き換えることができる。
日本は「人の道」とか「武士道・**道」とかいう言葉で言い表されるように思う。仏教の輪廻思想も人の道を説く。

そんな日本人である自分が、西欧の価値である「正義」を読まねばならぬほど、理念という背骨がなくなってきつつあるように思う。

原発の存在が悪いのか、リスク管理が悪いのか、被災者対応が悪いのか、しょうがないのか。世の中の問題は常に難しい。
正義がわかれば解決するという話ではないが、正義やら人の道が欠落している判断がまかり通っているようでは、マズイ。
ボクはともかく、国の政治や経済を指導する者は頭脳の優秀さとともに「人の道」を持ってないと、とんでもないことが起きる。いや、起きているのをボクらはいま、見ている。