部活で使うラケットを購入しに行った。
息子と女房はいくつかの大手ショップなども見て回っており、先輩に借りて、ほしいラケットを使わせてもらったりしたという。
Sスポーツ館で、自分は冬のジョギングシューズを試し履きしている間に、店員さんと話が進んでいたようだ。
聞けば、店員さんは、息子がほしがっているラケットよりワンランク初心者向けを薦めている。小生も、『スポーツ店の店員さんは、想定能力以上のものを薦める。そうしないとお客に失礼だから』、と暗にこれまでのショップの店員を批判し、店員さん側に立つ。
ただ、2人とも、オーバースペックを買って失敗した経験があるから、アドバイスを聞かずにほしいものを買う気持ちもわかると少し引いた発言もしてみた。
けっきょく息子は初心を貫いた。ボクと店員さんはほほえみを残した。
男の見栄とか意地とかが、商品選定動機を支配したわけで、それはある意味、人間の成長過程でもある。
屈託なく道具を選べるようになるまでには、ずいぶんかかるものだ。
※カテゴリー名をちょっと変更した
