テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

07 ゆっくりコブを滑る

整地練習をベースにして、コブをゆっくり滑ります。ゆっくり滑れなければ、どこかが間違っています。3回目でやった整地練習の滑りをコブでやれば、必ずゆっくり滑ることができるはずです。

「踏む」
ジョギングで足を地面に接地するように雪面をとらえに行く動き。
蹴るのではなく、踏む。
切り替えで即、外足を踏みに行く。(両足操作を否定しているのではありません。外足を踏みにいく意識がアンギュレーションを強くするのです)

「リップ(頂点)から行く」
踏みにいって、ウラに入る前から圧をかける(正確には圧をかけるのではなく体重をかけてためをつくる)。切り替えが早くなって忙しいかといえばそんなことはない。ターンが終わったあと、スキーの滑走ラインを上に切り上げる動きをやめて(カービング特有ですごく便利だが万能ではない)意識としてはそのままリップに落ちていく。まさに沈み込み荷重で。

「トップを空中に」
リップではスキーのトップを空中にはみ出しながら圧をかける。そうすると意識せずにトップがパタンと下がり、裏削りに入る。あわてる必要がないし、トップはコブの頂点で必ず空中に浮くものである。

「ズラシ回す」
沈み込んだ中腰のままスキーをズラシ回す。もちろんアンギュレーションが必要。スキーの回旋力に頼らず雪面に圧をかけていく意識。バンクでスキーが走ったときもスキーに乗りすぎないで次の外足でリップをとらえに行く。

「スキーはカラダの下」
見た目は似ているが、スキーを横(身体の外・谷)に出すことで内傾角・回転力を得るのではなく、踏みに行くことでアンギュレーションをつくる。スキーを身体の外に出さないこと。

「ゆっくり」
姿勢が腰高にならないように。腰高にするとスピードが出やすいのです。どんなにゆっくりでもしっかり腰を落として、ガッツリ圧(体重)をかけます

この滑りができると、もうどんなコブでもいけるようになる。そんな素晴らしいことってありますか!!
もう一度この動画をリンクします。

100316モーグルワンポイントレッスン1

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良い点:切り替え後、すぐに外足(左足)に乗っている
足首もまあまあ曲がっている
悪い点:上半身が前傾し、その結果下半身が動きにくくなっている(疲労しています)

今日のひと言
ブレイク・スルーは最遅の滑りにあり。
06 ローテーションは悪? はこちら>>
「はじめに」はこちら>>