テレマークを始めてわかったこと、それは『スキースポーツは奥が深い』。
テレマークとアルペンは、最初は違いすぎて面食らいますが、少し慣れると滑りかたは見た目よりもずっと似ていることに気がつきました。
“いとこ”くらいの関係です。
スキー道具の進化の中で、のぼる、歩く、滑るをすべて進化させたのがテレマーク、滑るに特化したのがアルペンとも言われているそうです。
共通点は、
- スキーをズラし回しながら坂を下ること。その部分は完全に共通しています。ジャンプスキーや細身のクロカンスキーとは明らかに違います。
- また、坂を下るとき、上半身を内倒させてはいけない。意識すべきは上半身の傾きをなくす(むしろ外に傾く)こと。
- 急斜面・難斜面では、谷まわりで腰がローテーションしてはいけない。スキーを振り出せなくなるからです。この点はアルペンよりさらに徹底する必要があります。
うまく滑れない原因を探すとき、アルペンスキーの経験が役に立ちます。
スキーと人との関係は、いろいろ違います。
- カービングスキー:ボクにとっては受け身です。悪い意味ではなく、まさにスキーに乗る。
- ツインチップ:一般的にメタルや強化材は入っておらず、ラディウスも大きめ。その結果、スキーヤーがスキーを動かさないと、思うように滑ることができません。乗ると動かす両方の感じ。
不思議なもので、繊細系技術のパッシブスキーイングを続けていると、アクティブスキーイングに怖いほどのおもしろさを感じてしまう。
全部が好きです。>>ネトロンポールも、コブも、整地もパウダーも、テレマークも。アイスバーンも春雪も。
こんなに楽しいスキーができる、すべての環境に感謝しています。