テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

4FRNT click!で20日ほど滑ってみて

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〈見ての通りかなり寸胴。初めて見た人はみんな「これカービングスキー?」と尋ねるほど〉

自分のレポート・備忘録でもあります。

177cm 112-82-104 R=22m
このスキーのプロポーション、完全に一時代前のそれですが、いくつかのメーカーで似たサイズのスキーを発売しています。
パドルクラブの店員さん曰く、けっこうおいしいサイズだから、倉庫から持ち出してきたらしい。

10-11シーズンまで
163cm 117-68-103 R=12.1m

11-12シーズンから
177cm 112-82-104 R=22m
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2本のスキー、ブーツセンターからトップまでの長さはほぼ同じ。フレックス・トーションも似たものを選びました。よっていちばんの違いはラディウス、すなわちスキーのサイドカーブがキツイかゆるいかと、テールの長さにあります。

見た目のいちばんの違いはテールの長さとチップですが、じつは滑りへの影響はほとんどありません。ツインチップはあれだけ長くてもテールの強さはカービングスキーのほうが強いでしょう。唯一、狭いコブでスキーを横に振るときに「テールが抜けてくれるかな」と気になることはあります。

テールだけでなく、ボクレベルの技術では、整地の大回り、小回りで大きな違いを見つけることはできません。細かな違いはありますが、そこにあまり関心がないとも言えます。
自分は、カービングスキーは主にサイドカーブとズラシでターンするのに対し、ツインチップはたわみとズラシでターンする』と表現しています。

決定的な違いはコブでの滑りにあります。というかコブ滑りにこだわって手に入れたスキーですから当然です。
  1. まず不整地では、スキーが長いほうが有利です。板が長いと走るというのは、エッジに乗った場合の話で、ズラして使うには長いほうが除雪抵抗が大きくなるので、操作に幅(ゆとり)が生まれます。
  2. 自然コブでは、サイドカーブがゆるいので横に振って良し、縦に落として良し、回して良し。かなり自由自在。
  3. ラインコブは、カービングスキーでは技術不足でついていけなくても、ツインチップなら何とかなります。ただ、ない技術をカバーしてくれるわけではなく、板が素直に動いてくれるという意味です。コブの中は3次元こう配なので、トップの幅の広さとサイドカーブのきつさが悪さをすることがありますが、ツインチップはそれがあまりありません。
  4. ただ、今のところカービングスキーでつくった段コブ(バンク)を、カービングスキーと同じバンクラインで滑ることができません。サイドカーブとトップの幅によると思われます。
このように、コブにおける動きはけっこう違うのです。

では同じツインチップでも最近のタイプ、すなわちトップがカービング並みに広くラディウスが15-18m程度の板ならどうなるか。きっと中間の性質を持つでしょう。むしろカービング寄りかな?


「ツインチップは柔らかいからコブが滑りやすい」という説明を聞きますが、この点はあまり実感がありません。むしろ硬いスキーでコブを滑ろうなどと考えもつきません。

ホンネでは、バンクコブでもバンクターンできたら良いなと思っていまして、もうちょっと挑戦を続けるつもりです。