テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

2016-17シーズン・テレマークスキー総括

といっても、16年は滑ってないし、17年も2月末からゴールデンウィークまでの短いシーズンだった。
山含めての出動が11回。この程度では上手にはならん。
むしろ、課題がハッキリしたシーズンでもあった。

第1に、滑走速度が上がり、足の入れ替えも慣れてきた。
第2に、そのことで山でチャレンジするようになり、ときどきクラッシュする。
第3に、安定したテレマークポジションの獲得まで、もう少しがんばる必要がある。

以上。

来シーズンへ向けての課題は、まずはマテリアル。
1.ゴーグル入手。
2.バックパック入手。←5月に入手した。
3.スキーのチューンナップ。←5月に出した。

この3つは不可欠だ。ゴーグルはぜひ。バックパックアバランチギアを入れる部分のファスナーが壊れてしまっていて、収納物をなくす前に買う必要があった。

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入手したバックパックはグレゴリー・ターギー32。モデルチェンジがあったらしく、手に入れたのは旧モデル。昨秋にオスプレイもモデルチェンジして、旧モデルを安く売っていたときに買わなかったことをかなり後悔したが、まあ、何とか1万円ちょっとで32リットルが手に入った。
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これまで22リットルだから、かなりゆとりがある。機能と使い方はこれまでとほぼいっしょ。外側にアバランチギアとシール入れ。背中側にハイドレーションパックと衣類などメインの気室、上部にゴーグルやキーホルダー。
ザックそのものの重量はこれまでのアレバ22リットルより重いが、背骨形状に湾曲した背面パネルのおかげで背負って重さは感じない。

一方、優れている点:
  • AフレームだけでなくI型(ダイアゴナル)でスキーを取り付け可能、Aフレームの際のホールディングがいいらしい(未使用につき受け売りです)。今まではAフレームでくくりつけて歩くとスキーのエッジがふくらはぎにぶつかって、そのうち衣類を切ってしまっていた。
  • 容量拡大したので、小屋泊まりの1泊まで対応できるらしい。春香山の小屋に泊まりたいので、22リットルクラスを買う選択肢は最初からなかった。
  • ヘルメットホルダーがついている。これはとてもありがたい。ホルダーがないために今までいくつかのミスをした。ヘルメットホルダーを使ってもAフレームは可能(らしい)。

岩を踏んでソールの黒い部分が完全にはげ、その下の白い部分が露出してしまったため、スキーをチューンに出した。エッジ研磨も含め8,300円だそうだ。しょうがない。けっこう乗ったし。
シールもだんだんくたびれてきた。汚れかと思ったらノリが薄くなってしま模様になって来ている。こちらは来シーズン後に修繕が必要かもしれない。


滑り:
来季どのくらい通えるかにもよるが、やはりチェックのためにフジケンレッスンを受ける。
切替時の姿勢、左足を前に出すことをサボらないこと、引き足エッジングをしっかり。

山行き
じつは、山行きに関してはとても満足度の高いシーズンだった。少ない回数の中でネオパラも塩谷丸山も行けたし、塩丸は滑りも1本は満足できた。山頂を残したままになっていた樽前山暑寒別岳も登頂することができたし、積丹岳はまっ白の山を初めて見たうえ、ノートラックの北東ボウルをクラッシュはしたものの滑ることができた。
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おそらく20数年ぶりのワイスも良かった。おだやかな山容、広い斜面、みごとな景色だった。
来シーズンも山行きは2月下旬以降になるので、パウダーを楽しめるかわからないが、出会えたら楽しみたいし、3月末か4月上旬のおだやかな日に積丹岳を登りたい。

アルペンスキー
じつはもうちょっとアルペンスキーを滑りたかった。が、限られたスキー日数の中では難しい。これは次への課題だ。


全くの別件なのだが、ボクが師匠とあがめる新潟県のインストラクターでテレマーカーでもある佐藤智子さんが、レッスン中に上から滑ってきた滑走者に激突され、前腕を骨折された。ご本人は無念だったと思うし、ボクも心が痛んだ。ただゲレンデ暴走族が気になり始めた時期だったので、この問題はゲレンデの安全面からも重要だと考える。

また、スキースポーツにひそむ本質的な危険も、あらためて自覚した。自分が万全でも、まわりの人や自然現象によって危険にさらされることがある。そのことは覚悟しているはずなのに忘れがちだ。