雪不足や忙しさなどでシーズンインが遅く、かつ故障によって今ひとつ万全ではなかったが、前半を3回に分けてまとめておきたい。
過去2シーズンは天候・体調ともに不安や障害が一切ないまれに見るいいシーズンだった。それと比べるつもりはない。今できること、そして何ができたかが大切だ。
前のシーズンからの課題について、かなり徹底して取り組んでいる。
- 切り替え時にいち早く外足を踏み込む
- アンギュレーション
- フェースコントロール
- 上半身傾かずにスキーをズラシ動かす(スキーを身体の下に置く)
- 切り替え動作の改善(テールジャンプより押しズラシを重視)
- 傾いたときの修正動作と次のターンの修正
これらすべてが今シーズンの課題。
ものすごい量の課題だが、すべてが関連している。ほとんど谷まわり局面の課題。
今シーズンの滑りは軸の傾きが好不調のチェックポイントになっている。
- 軸が傾くと急斜面やコブではねられる。谷まわりが省略され左ターンが長くなる。
- 疲れると軸が傾きやすい。
- 軸の傾きチェックは小回りをしたら一発でわかる。
ここで言っている軸とは、いわゆる身体の中心軸が左に傾くことを指している。
原因は完全にはわからないが、第1に身体の左脇が硬いこと、第2にアンギュレーション時の重心軸になる左ひざ-右内もも-右臀部の筋力の弱さ、第3に骨格のゆがみ?が考えられる。
軸が直るとほとんどの問題が解消する。
(切り替え+谷まわりが改善される結果、山まわりで暴走を抑える強いエッジングが不要になりorミゾへの落下がなくなり、なめらかに次の動作に入ることができる)
上半身のかぶりもあるが、今のところそれほど深刻ではない。
夏場のトレーニング効果は確実に出ている。持久力、姿勢維持などの能力は昨年の比ではない。ただ、ケガはそれと無関係にやってくる。いや、トレーニングしたことで速度への小さな自信が生まれ、ムリをしたときにバランス能力などが追いつかないのかもしれない。
ムリしない予防安全の体力と技術を極めたいものだ。