テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

20数年ぶりの旧ニセコワイススキー場(閉鎖スキー場紀行第7回)

10日目:5月3日(水)
この日はO夫妻と。奥さまのRさんはアルペンでの経験豊富ですが、初のテレマークスキーツアー。そう、先週土曜日のK2 waybackはRさんのニュー板だったのでした。
先週はすいません、ニュー板で2回も前転しました(・_・)(._.)

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5:30スタート。コンビニで朝食と昼食を購入。いざニセコへ。
赤井川から峠越えして倶知安に入ると、朝日に照らされた羊蹄山がものすごーく美しく光っている。路肩に止めて撮影。

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チセ、シャクナゲ方面かワイス方面かで迷ったが、ワイス狙い。ダメならシャクナゲに転進というプラン。街中から花園方向に進む。気温が上がりそうな日和だが雪はある。7:20過ぎに目指すキャットスキーの入口となる林道入口に到着。

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見上げた山は稜線がハイマツが出ているほかはまだ白い。ただ下部はそろそろつながらなくなりそうな勢いで雪が消えている。それと、ここ完全に南斜面な。そのわりにはよく雪残ってますね。標高チェックをすると520mくらい。計算上はゼロ標高より3℃は気温が低いわけで、また札幌でいえば藻岩山の頂上と同じ。
ちなみにこっちは旧国設スキー場側。帰りに旧東急側を見てきたが、そちらはC450くらい。斜面としては東急側がおもしろいかもしれないけど、この時期のゲレンデ下部はどのみちまともに滑れない。ハイシーズンは旧東急側から入るのが正解かも。

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思い出のニセコワイススキー場
ボクにとっては手稲の旧千尺と同じかそれ以上になつかしく思い出深いのがワイス。何と言ってもはじめて行ったニセコのスキー場がワイス。小学生のころ、友達のオヤジさんの車に乗せてもらい、ニセコのスキー場に行ったのだった。当時、わが家に自家用車はありませんでした。
メローな斜面、本当に滑りやすい雪、比較的混雑しないゲレンデ、妙に高い位置にあるリフト乗り場、メチャ寒い3本目の山頂リフト。
ガンガン滑った。うまくなった気がした。

結婚してからは女房も連れて行った。女房の親友が遊びに来てヒラフに泊まったときも、いまいちの脚前なので2日目はワイスに連れて行った。
そうそう、思い出した。初日はアルペンリフトのクワッドに乗って最初の斜面がコブで、女ふたりが死にそうだった。
里帰りしている女房にLINEでワイスの事書いたら、よく覚えていた。

閉鎖されて、そのご花園リフトを経営する会社が買ったのは知っていたが、キャットをやっているとは知らなかった。
Oさんはそのキャットで来たことがあるという。3回滑ったとか。
ボクは国設スキー場側はほとんど滑ってないはず。子どものころはリフト券が違ったはずだし。

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さて、そんなこんなを思い出しながら7:56スタート。
林道を30分ほど歩く。ここがちょっとだるいかな。
崩壊したセンターハウスを見ながら旧ゲレンデにとりつく。
スキー場独特のあんばいのいいこう配。登りはじめてすぐにばんけいを登っている錯覚に陥った。きっと、スキー場以外のバックカントリーでは、20-25度勾配でフラットな無樹林地帯はないんだね。

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もとはシングルリフト3本のスキー場。たしか、旧国設が2本、ちょっと東側の旧東急が3本持っていたはず。
メローなコースなので、あまりクライミングサポートを上げることなく登っていける。
部分的にヤブが立って来たところもあるけど、滑りに問題なし。
ゆっくり歩いて2時間程度、10:00にゲレンデトップに到着。標高で1000m弱。

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まわりはアンヌプリ、イワオ、羊蹄山、途中でシャクナゲとチセも見える。
山ばかり見ている。

さあ、せっかくここまで来たのだから、山頂とっていきましょう。
ハイマツの出た尾根の下をクライミングサポートを下ろして登る。風がけっこう強い。
20分くらいで尾根の先に山頂らしきtopが見えた。が細尾根で風も強く、スキーヤーのボクたちはこれ以上進むもなく、今日の山頂を細尾根前の山頂台地と決めた。

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滑るのは、尾根下からリフトのスキーヤーズレフトへ。ボク的に好きな斜度のおいしい斜面でした。10:48ドロップ。


2017年5月3日ニセコワイス

Oさんが動画を撮ってくれました。
この日はとにかく慎重に滑った。上部の雪はわりとしまっているので、ここで前転したら痛そうだし、ケガしたくないし。
注意点は2つ。まずストップ雪対策で、すべり出しのちょっかりを含め基本姿勢をとらずに腰を落として。次に、切り替えはベンディングですばやく、ストレッチでの切替をしない。

この斜面はストップ雪もなく、雪の滑りもよくて気持ちよくズレていった。調子こかずに1ターンずつ決めてみた。アンギュレーションもひねりもいい感じだったが、もうちょっと引き足に乗れればターンを切っていけそうだった。

山頂リフト沿いは部分的に沈むとこもあったけど、いい斜面だった。キャットが登るリフト沿いが踏み固められていて、結果としてストップ雪が少なかった。
がちょっと変わり者のオイラは、そうでないナチュラルバーンを楽しみたいとも思っていて、ストップ雪がひどくない限りはナチュラルバーンを滑って20数年ぶりのワイスを楽しんだ。


2017年5月3日ニセコワイス Oさん

Oさんはいつも通りのいい滑りを披露していた。途中はキレキレのショートターンを入れるなど、この日は好調だったと思う。
Rさんはさすがの経験だ。途中でアルペンターンを入れていたが、まずは不安なく降りられることが確認できたと思う。
むかし、お父さんに連れられて本物のアザラシシールで山に来たことがあるという。おニューのシールは最新世代のもので、薄くて軽い。その性能に驚いていた。ツアースキーの楽しさに触れて、テレマークにも力が入りそうだ

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11:10ゲレンデ下部まで戻りそこからは林道歩き。クロカンのマネをしたり遊びながら車に着いたのが11:45くらい。4時間弱のメーローな山行きでした。

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着替えしてイスを出して昼食。なべを忘れたのでラーメンは食べられなかったが、レンタでやってきた中国系のカップル、洞爺湖からロードバイクで走ってきた同年代のオジサンなど、おかずには事欠かなかった。

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ワイス温泉やら大黒山登り口やら


帰りはワイスつながりで、国道5号線沿いのワイス温泉へ。いちど来てみたかった。
ここいいわ。すごくいいお湯でお値段も500円とお値打ちで、とても気に入ったのでした。

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そこからはいろいろ視察しながら。
仁木町の大黒山車止めの視察、ヤチブキ採集、小樽・展望台付近散策、警察署の桜を愛でて、帰ってきたのでした。
全行動時間は12時間。この時期なので明るくなって出発、明るいうちに帰宅となります。

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さあ、今シーズンもう1回行くかどうか。

今日の飛び込み前転:0回 久しぶり(笑)