テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

教授からのお手紙と医学部生の息子への手紙

昨日、息子からLINEが来ました。
何かと思えば、ややめんどうな話で、ある講座の教授から課題が出された。単位はもらえたが出来が悪いので、教授からの手紙を読んで、医学部生である子に対するコメントをもらうように、という課題だそう。
教授からの手紙はひと言でいえば、「陰日なたなく努力せよ」ということかな。違うかもしれないけど、教授の文書の趣旨はどうでもいいから、息子にときどき話していることを文字にしてみました。

こーゆーの好きなんで、ワードで文章を作って送りました。サインが必要と言われたので、署名も入れました。
ボクが書いた文書は非公開で、とか言われたわけではないので、公開します。個人情報は伏せますね。


*父からの手紙*
息子くんへ
医学部に進学した息子にわかってほしいことは、合格したときから変わっていません。

  1. 医師という職業が、身分とそれに伴う一定の収入を保障されるのは、利益に関係なく仕事に邁進できるように、という趣旨であって、あなたがほかの(医学部以外の)人より優れている(特別だ)からではありません。
  2. 努力したから医学部に進めたと思っているでしょうが、努力している人は世の中にたくさんいて、努力したら成果が得られたり評価されるとも限りません。努力しても結果が出ないことのほうが多いし、そもそも教育の機会を与えられなかった子どもたちも、いまの日本にはけっこういます。
  3. 逆に、恵まれている人をうらやむことも意味がありません。世の中で平等なのは、必ず死ぬことだけで、それ以外はすべて不平等です。ただ、自分にできることにフォーカスし、チャレンジする人生を送ることができるだけの幸運な環境を、あなたは持っていると思いますよ。
  4. とにかく、成果が出ても出なくても、コツコツ努力する人だけが、素晴らしい人生を歩むチャンスが得られます。
  5. バイトは適当なところでやめていいと思いますが、医学部・医師の世界以外の世間のことはわかっておいてほしい。

せっかくの機会ですので、文章にまとめました。
2021/02/23