さっぽろばんけいスキー場 スラロームバーン(通称スラバン)・斜度30度のコブ斜面です。コブは、かなり深く掘れてから締まってきた状態。撮影:2012年12月24日、クリスマスイヴの夜!!
2012年12月24日 クリスマスイブのコブ
ダラダラ滑っています。このあとリフトに乗ったとき、まだ息が上がっている小生に対し息子は呼吸が収まっていました。
バンクターンにせよ、ダラダラ30度斜面のコブを降りてくるには、それなりの技術があるだろうというのが動画の趣旨です。
見てもおわかりの通り、特に顕著な何かがあるわけではありません。自然にダラダラ滑っています。
技術的には、
- 裏削りで少し足を開き外向傾が現れます。ここで最大のポイントは、足を開くと内足に乗りやすいところを、しっかり両足に乗っていること。
- 言い換えると、足を開くことで外向し(へそを斜面下に向ける)、両足に乗る外傾(くの字)姿勢を維持していると申せましょう。
- コブとコブのつなぎで、瞬時にエッジを切り替えていますが、息子の美点はここにあります。
- 外向が現れる切替~裏削りの場面以外は、へそがスキーの進行方向を向くいわゆる正対姿勢(ローテーション)です。
- 上半身の姿勢も特徴的です。終始突っ立ち。重要な場面で外向傾ができているため、結果として突っ立って滑りきることができるのでしょう。
外向傾なしで滑ろうとしたら、切替~裏削りで強烈なアンギュレーション(くの字)をつくる方法もあります。どちらも左右両足にしっかり乗るための上半身の位置どりです。
ラクにコブを滑る、というのは50歳を迎える小生の目標になるかもしれません。