テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

中学男子はブーツ選びが難しい

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先日来、息子から「ねー、スキーブーツ買ってー」としつこくいわれていた。
いまのブーツは24.5cmサイズのテクニカ・ジュニアブーツ。↑↑
息子のシューズはアシックスで25.5cm。なので、大丈夫だろうと父は思っているのだが、息子は心配でならない。というより、シューズサイズが大きくなったものだから、スキーブーツが小さくなったと思い込んでいる。


あまりにしつこいので、ちょっと真剣に調べた。
仮にブーツを買うとしたらすでに大人のブーツとなる。
店頭で、26.0cmのブーツを試し履きしてみる。息子ではなく父が。
ちょうど店頭に息子のブーツと同じ型、サイズがあったので、それを手に持って。
レクザム:自分のブーツと同じなので、まずはこれを基準に。足の型も何となく親子で似ているから、小生がはいてダメなブーツは、息子もおおむねダメ。
レクザムは、テクニカJrよりハイバック(カフ)の高さが親指の第1関節ほども高い。

こりゃダメだな、ということで、ハイバックが低くて、フレックスがやわらかいブーツを探す。サロモンがあったので、はいてみる。ハイバックはレクザムと息子のブーツの中間くらい。しかし、残念ながら足に合わない。小生でもかかとが抜けそうだから。

この段階で、大人のブーツはまだムリとほぼ結論を出した。
もし小さかったらつま先のシェル出しをして、5-10mm拡大すればいい。

問題は、このことを息子にどう伝えるかだ。『父は自分(息子)のスキーマテリアルに興味を持っていない』と疑っており、納得できる説明が必要だ。

そこで、以下のように説明してみた。
大人のブーツはまだ履けないと思う。その理由はふくらはぎがハイバックに当たってしまうから。足は父のサイズに近いまでに大きくなったが、身長はまだ160cmに満たない。ご存じの通りブーツは欧米人向けにつくられており、ひざまでが長い欧米人にあわせてハイバックが設計されているため、大人でも女性や背の低い男性はハイバックがじゃまになり、女性モデルはハイバックを切った形状もある。
息子の身長では、大人のブーツを履くとふくらはぎに当たってどうにもならないはず。今年はシェル出しで対応して、来年以降、大人のブーツを選ぶ。


次に、息子に小生のブーツを履かせてみる。
ところが履けない。ブーツが硬くて足を入れられないのだ。このことが、息子をして「大人のブーツはムリかも」と思わせたようだ。
けっきょく履けないので小生が手伝う。
履いてみると、ふくらはぎが親指の第1関節分ほどハイバックにかぶっている。これではどうにもならないでしょ。

本人もあきらめがついたようだ。
せっかくだからウェアも着てみるか。いや、ウェアはさすがにもうダメだろう。

そう思っていたが、なんとウェアOK !!
イヤー助かった。ウェア買わなくてよくなった。

男子中学生は、在学中に急速に身長が伸びる。しかし、身長が伸びる前に足が大きくなる。足だけ大人並みで、身長も骨格も(ハートも)子どもなので、大人の装備はムリなのだ。


スキーのようにマテリアルに依存するスポーツでは、大は小を兼ねない場合が多い。むしろ小が大を兼ねる。
スキー板もブーツも、迷ったら子供用を!!
親にとっては成長を見越して大きめを手配したいところだが、計画的に選ぶことで、なるべくスペックオーバーを避けられるようにしたいもの。
ちなみに、息子のスキーとブーツは、2年前の小学校6年の時に買った。中2(まさにこのシーズン)まで使えるように、中3は受験なので高校でマテリアルを一新するつもり。
ウェアはさらにその前。小学校5年の時に買った150cmモデル。