テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

どうしたらモーグルコブを制覇できるか。

もちろんわかりません。じっくり考えて来シーズン実践あるのみです。

最初は滑り方、ターン運動かと思いましたが、主因はそこにないようです。

コブのウラ
でしっかり谷まわりをつくるという点において、基礎系(カービング系と呼び変えます)もモーグル系も違いはありません。そのことはカービング系、モーグル系、それぞれの達人からうかがって納得です。

スキー板の違い
は大きいようです。しかしこれも滑りやすいか滑りにくいかの違いであり、主因ではないと思います。とは言え、最近モーグル板を買ったという〈イントラ・excarverさん〉から、「モーグル板で運動を覚えるほうが近道だし、覚えた運動はカービングスキーでも通用する」と教えてくださいました。
やや後傾気味の(誤解を恐れず乱暴な表現をします)カービング系と、やや前圧が強いモーグル系は、板の特性による滑り方の違いだと思います。

イメージ 1

よくよく考えていま“これだ!”と思っているのは、“強いくの字姿勢”。カービング系で上手にモーグルコブを降りる方は、共通してアンギュレーションが強い。肩のラインは常に水平で腰から下が見事にくの字になって、コブのウラと土手をとらえています。
小生のような「失敗例」の人は、肩が傾いて首から上だけ水平。そのくせ腰から下のくの字が弱い。
モーグル系の人はターン・マキシマムでアンギュレーションをつくるために、“弓”のような姿勢を取ることがよくあります。雪面との内傾角がカービング系よりゆるいから、上半身を逆ぞりするくらいにくの字姿勢を取ることになるのでしょうか。

ストックの使い方も大きな問題であることが(改めて)わかりました。これまでは無意識のうちについてから手のひらを谷に向けて手首を返す動きになっていました。ターンスペースが大きいカービング系ではこれで良かったと思います。
しかし、モーグルコブでは返した手首が体の落下をじゃまして姿勢が遅れます。なので、げんこつを谷に向けるように構え、ついた反動で手首がお辞儀する動きに変えました。そうするとストックが前後の動きになり、じゃましなくなります。
ついたストックが抜けなくて腕をとられることもなくなるかな?
ウデの構えをバンクコブより狭く構えることも必要とされていますが、つき方がもっと大切だと思います。

写真は使っていいのかわからないけど使ってしまったコブ選手権でのカット。最後に一本滑ってくれた附田雄剛選手。ターン・マキシマムがすごいハッキリした“くの字で、この姿勢がボクにはない。