テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

11 コブを滑るということ

コブは、整地以上に合理性の追求が必要だと思います。
ボクは体力に限りがあるし才能もない。あるのは40数年の人生経験です。
努力すればたいがいのことはできる一方、時間がかかりすぎればできないのと同じであることを人生の中で学びました。老いやスキーに使える時間制約との戦いの中、必要なことだけを合理的にやらなければゴールには到達できないのです。
ただ、新しい挑戦が自分を若返らせることにも気がつきました。
ところが、「コブ攻略の本当に大切なことは目に見えない」のです。

ボクはこう思っています。
コブに関しては、基礎系とかモーグル系とか滑りのスタイルにとらわれず、雪面に働きかける
『自分のカラダの動かし方』だけを考え行動すべき
です。


ちょっと回りくどい言い方をしました。
同じスキーヤーでも、
モーグル用スキー(サイドカーブがない)・フレックスの柔いブーツ・短いストックで滑るのと、
カービングスキー(特に基礎スキーと言われるかなり硬いヤツ)・フレックスがそれなり硬いブーツ・やや長めのストックで滑るのは、
スタイルが大きく変わるのです。

自分の持っている道具、体力、身体の特性でそれぞれの滑りのスタイルが決まります。しかし、コブ滑りに必要な基本運動・雪面への働きかけは、みな同じなのです(女性はちょっと違うそうですが)。

上手い人をまねるより、まずは、自分のカラダの動かし方を練習すべきなのです。

イメージ 1
〈勝手に使って申し訳ございません。この滑り、誰もが驚きますがじつは・・・〉

あえて言いましょう。まねるなら、自衛隊スキーのスタイルです。

本当に大切なこととは、

足首を曲げた重心の置き方、
自由自在のズラシ、
コブの裏への働きかけ(制動)

だと、ぼくは思っています。
そのためのアンギュレーションです。

今日のひと言
大切なことは見えないから、自分のコブ滑りは自分でつくる。

10 ハーフパイプコブの功罪 はこちら>>
はじめに はこちら>>