テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

スキーの試乗まとめと買換の動機

10-11シーズンが終わりました。先々週の土曜(14日)が滑り納めとなり、のべ32日の滑走。ただし、1時間だけという日が何日もあるし、それ以外もおおむね滑走時間が短い。

原因は昨年11月下旬から続いた故障です。
2010年11月下旬・左足首→2011年1月中旬・右足ふくらはぎ肉離れ
→腰痛・左ひざ痛など小さな故障発生

ケガの功名という言葉がありますが、肉離れでコブやカービングができなくなったおかげで、1ヵ月ほど基礎練に集中することができ、それが結果として良かったようです。
また左足首の痛みも直りました。スキーのズラシで左足外足が時計回りで回るときの痛みもなくなったし、まだ騙しだましですがジョギングしても痛みが出ることはありません。

ただ、来シーズンはケガなく送りたいし、そのための技術も見つめてきたつもりです。そして、スキーを更新しようと思っています。

☆  ☆  ☆

自分はコブメインで、整地も気分よく、ゲレンデパウダーも楽しめ、春雪も安定しているというスタイルを希望しています。
だから、何はともあれコブで快適に滑れない、滑れそうにない板はほかの評価の前にNGを出すかっこうになります。

もちろん気に入ればコブに入って確認しますが、整地で気に入らない板でコブに入る勇気がないし、板を多少なりとも傷つけることになるので控えています。

気に入ったのはRossignol RADICALγ(ガンマ) 174cmでした。

一方、気に入らなかった板の傾向は、スキーのトップから雪面にもぐっていくようにエッジが食い込む板。
まさしくカービングだと思いますが、ボクには足かせをはめられたようでどうにも耐えられませんでした。
そういうタイプの板でコブを滑ろうとすると、スタイルもかなり限られるだろうなと想像しました。板が滑りのスタイルを限定しそうなので、日常からカービング動作以外を行わなくなる気がします。
滑りの様式で言えば、スキーのトップを動かすことができないので、谷まわりからマキシマムまではスキー任せ、そこからの動きはテールコントロールになるのが、スキーの性格を利用した「自然」な動きになるでしょう。
少しずつ獲得してきたコブの中での自由を失いそうです。
もちろんエキスパートの方は自分のスタイルと体力でスキーを操作するので、限定されることはないでしょうが、コブでニューライン(モーグルライン)をいくと、DEMOクラスでもつらそうです。

ロシの板のほかにゼビオの係員さんが推薦してくれたのが、ATOMICのふだん見たことのないD2板でした。
ボクの希望を伝えるとDEMO系の板は出てこないことがわかりました。
やわらかい、中級対象とされる板になるようです。


イメージ 1

来期の第一候補は、じつはReIsm のLA-F Classicです。
168cmか、または174cmか。プレートなしでビンディング直づけ。
センターは78mm程度で広いですが、接雪エッジ長を短くしてズレ操作を容易にしているようです。ただしズレのコントロールで重要となる面(フェース)は、板の長さが効いてくるという仕組みらしいです。
このあたりがオタク板と言われるゆえんでしょうか。
以上は予想です。試乗できなかったので。来シーズン購入前には試乗したいなと思っております。

いま使っているHEADのオールマウンテン系の板は、ボクの使用感としてはフレックスは標準、トーションが弱くてズレ操作がとてもしやすい。コブに向いています。
ただ、
  • コブの裏を削りにいったときに、あまりフレックスしないでサイドカーブに支配されます。なので落下スピードをコントロールするためにはターンを深くする、すなわちアウトサイドのラインを使うかたちになりやすいのです。
  • フレックスがある程度あれば、もうちょっとインサイドに寄ってターンをつくることができる気がします。そのためにはキツいサイドカーブ(現状R=12m)がじゃまだし、スキーがもう少し長いほうがいい(現状163cm)。
この点が、スキーを買い換えたい一番の理由です。

ロシもかなりよかったのですが、スキートップの金属ピースがコブの中でバチバチうるさくて、せっかく楽しく滑っている気分が台なしになりそう・・・。