テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

余市岳、尾根に乗るも暴風にて撤退。北斜面途中からガッツ入れて滑った

イメージ 1

4月26日(日)
Oさんと2人、余市岳を楽しみに出発。予報では強風だったが途中は風も弱く、しかも天気は最高。
テンション上げてキロロ・センターハウスに入り、元気よく
「ゴンドラ1回券2枚!」と頼むと、
なぁんと「強風にて天候調査中」。しかも、動きそうもない語り口。
しばしぼうぜんとするが、行き先を変えようにも準備はなく、
こうなったら動いている余市クワッドに乗って終点からハイクアップするか。
Oさんも承諾してくださったので、ルートを変えつつ予定通り余市岳を目指す。
ボクらと同じ考えの人が少なくてもほかに2パーティあった。

バックパックを背負ったままクワッドに乗ると、予想通り狭い。
上から下りてきたセイフティバーに頭を思い切りぶつけた。
Oさんに言われたとおりバックパック下ろせば良かった(反省)。

リフト終点から見上げる余市岳の白い稜線は、青空にくっきり映えている。
気持ちも上がる。
シールのまま裏のコースを滑り、途中から林に入って少しだけショートカットする。
最初の登りはのんびり沢沿いを進み、そこから尾根に上がってからは平たんが続く。
ほどなく(登りから45分ほど)して北斜面台地の下、c1020に着く。ここから夏道に向かって尾根に出て通常ルートに合流するか、あるいは北斜面を直登するか判断を迫らせた。
強風は北斜面のほうが弱そうにも見えたが、比較的登りやすそうな夏道をたどることに決定。

このあたりスノーモービルが何台も走り回っている。どうやら余市岳のふもと標高1000m付近を反時計回りで周回した楽しんでいるようだ。
彼らなりに楽しいだろう。が、ボクらは静けさも楽しみのうちであり、同じく山を楽しむ人間同士ではあるが、心からの共存は難しそうだ(笑)。

イメージ 2

北斜面を右に見ながら左手の斜面にとりついた。斜度は20度くらいで比較的登りやすい。が背中からすごい風。尾根に上がるころには電動アシスト自転車か、というほどの強風。
追い風だから尾根に出て回り込めば収まるかと思いきや、ハンパない風がオイラを襲う。
昨年体験した風速40m/Sと同じ世界。風でまぶたがバタバタする、体が浮き上がる。
先に尾根に上がったオイラは、じっと耐えてOさんを待つ。

尾根に上がったOさんに近寄り、顔をつきあわせて大声で何とか意思疎通し、下ることに決定。シールのまま登った斜面を少し下りて、何とか立っていられるところでシールをはがし、台地まで滑った。
疲れたので休息を兼ね昼食タイム。

イメージ 3

「飯食ったら少し登りますか」
というわけで北斜面にとりついた。
あんまり登ってないけど、適当なところからドロップした。c1200。
雪は良かったし、かっこいい滑りとは言えないけど、ま、余市岳滑った。
先につぼ足で登っていたパーティも続々下りてきた。うまいなぁ。

イメージ 4

帰りも登り返しを減らすためにショートカットして、休止中の斜面中腹に出てからはツボでクワッド側まで歩いた。
最後の余市コースは予想通りヘロヘロ。気を緩めるなと自分に言い聞かせても、気持ちの中ではスキーはすでに終わってしまっている。
滑走性の良くない少し沈むザラメを滑ってきたオイラには、ガッチリした下地の上に水の浮いたザラメがのる斜面は御しにくく、アダプトできないまま下山した。

イメージ 5


駐車場に戻ってからは、車を雪山の影に移動して風防をつくり、ラーメン食べてコーヒー飲んだ。
ああ、幸せ。
強風にやられた余市岳だったが好天に恵まれ、楽しい一日だった。

リフト乗車9:10、下山13:50、合計行動時間4時間40分

イメージ 6