テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

カーリング、シーズン最初の公式戦が始まる PACCアジア選手権

なんかもうスキーブログの気配がだんだんなくなって、女性アスリートの追っかけオヤジになっているわけです。

ウクライナのリザディノワちゃんはこの世の人と思えぬほどお美しいのですが、
なかなかどうして、わが日本の女性たちもいいわけです。

あ、つい本音が出てしまった。
そうではなく、女性アスリートが素晴らしいというお話しです。

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〈北海道カーリング協会のWebから〉

今日から、カーリングの2016-17シーズン公式戦が始まります。
おとなり韓国で、パシフィック・アジア選手権(pacc、アジア選手権)がスタートしました。
昨年はこの大会に初出場したロコ・ソラーレ北見(ロコ)が、優勝を勝ち取り、
その後、日本選手権、世界選手権と突っ走ったのでした。

しかし、昨シーズンについては本当の強豪が出場していなかった、という運もあったとされています。
今年のアジア選手権は、中国からオリンピック銅メダルで世界選手権優勝の王さんチームが出てきました。
韓国はキムさんという、これまたとてもお強い人が率いるチームが出てきております。
日本を加えたこの3カ国が実質的に優勝を争うのですが、そのうち上位2カ国が世界選手権の出場枠を得られます。
今シーズンの世界選手権は中国なので、1枠は中国で決まり。残り1枠を日本と韓国が争うかたちです。

中国がどのくらい強いかというと、王さんはアジア選手権を6回勝っています。
日本は昨年の優勝が10年ぶり。その前は藤澤五月選手が中部電力時代に2位になったこと1度。それ以外は最近、中国にも韓国にも勝てなかったということです。

アジアを2位通過すれば世界選手権で中位の成績、1位通過すれば上位が見込める、というくらいレベルが高い。

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そこに、昨年と同じメンバーでロコ・ソラーレが挑戦します。
予選はyoutubeのWorld Curling TVで見ることができます。
https://www.youtube.com/channel/UCAKIdgLUYV-Z1DM0_W_Z_gA

予選はたぶん突破するので、その後は日テレG+という有料テレビチャンネルが放映権を買っていて、youtubeはブロックがかかるようです。

日韓戦は、世界選手権の切符をめぐる直接対決、
日中戦は、世界の王さんに挑戦するチャレンジです。


今年勝って実力評価が固まりますかね。
ロコの調子とかぜんぜんわかりませんが、まあまあ仕上がってきているようです。
本橋選手がバックアップに回ってからのロコは、重要大会でのピーク調整がものすごく上手になったといわれています。

25歳の藤澤・吉田(姉)・鈴木は、カーリング日本女子のゴールデン世代です。
この世代が世界でも中心になってきています。
今年は、韓国にスーパー高校生が登場。
ついに藤澤世代の下の世代も世界デビューしましたね。
いつまでも若手ではない、ということです。

ロコがアジア選手権で2位以内に入ると、日本に世界選手権の切符を持ち帰ることになります。
来年2月に札幌で開かれるアジア大会まではロコが日本代表を務めます。
来年3月の世界選手権は、1月の日本選手権の勝者が出場します。


国内に目を向けると、日本選手権2位の小穴さん(富士急)、3位の道銀・小笠原さん、そして中部電力もがんばっています。
どこが日本一になってもおかしくないのですが、ロコ以外での注目は道銀チームです。

昨シーズン:近江谷、小野寺、副・吉村、スキップ・小笠原、控え船山
今シーズン:近江谷、小野寺、副・船山、スキップ・小笠原、控え吉村
で日本選手権に臨むのではないかと見られます。
いま、この新陣容でカナダの大会を戦っています。

左から小野寺(セカンド・ゴールデン世代)、近江谷(リード)、小笠原(スキップ)、吉村(控え・ゴールデン世代)、船山(バイススキップ・サード)
日本選抜とも言われる5人。

違いは、ゴールデン世代で次世代をになう吉村を外して、小笠原の盟友・船山を3投目でスキップの相談役(バイススキップ)に据えたことです。

小笠原選手は船山選手がいて、その才能をすべて発揮できる、とファンたちは見ています。
それでも吉村選手をバイスに据えていたのは、育成と考えられます。しかし、今シーズンは育成のシーズンではない。道銀は1月の日本選手権で2位以下になった瞬間、オリンピックへの出場切符を完全に失うのですから。絶対に優勝する必要がある。

そして、ロコにとっても今年道銀に勝つことが、真の勝利であり、大きな挑戦のはず。ロコを応援するボクらにとっても、そうあってほしいと願っています。
小笠原+船山はこのシーズンが年齢からいっても文字通りの背水の陣でしょう。
ロコが先輩2人に勝つチャンスも、今シーズン限りだと思います。


世界女子カーリング選手権2016 決勝 日本VSスイス 試合後の選手インタビュー

今年3月の世界選手権決勝が終わった直後のインタビュー動画がこれです。
ロコの5人は5人とも本当に強い。そう思います。

まずはPACCガンバレ!!! ロコ
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〈PACC出場の国内記者会見.後ろは男子代表のSC軽井沢〉
女子、左からチーム創設者・本橋、しっかり者の吉田(妹)、愉快な鈴木、まっすぐながんばり屋の吉田(姉)、そして藤澤五月さま

朝日のネット記事で見つけたのですが、上の写真の記者会見で、藤澤選手は
「好きでやってるカーリングだから、笑顔で楽しくやってくる」
的なコメントをしたそうです。
こういう哲学的なコメントは、けっこう好きです。