テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

カーリング日本選手権2017.あとは決勝を残すのみ.ロコソラーレ北見ガンバレ!

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今週月曜から始まっていたカーリングの日本選手権が大詰めを迎え、
今日、プレイオフが行われて決勝進出チームが決まりました。

予選1位ロコソラーレ(LS北見
予選2位中部電力

なんと、下克上のないまま、ここまですべてのゲームが終わりました。
ロコはここまで全勝、中部電力はロコに負けただけ。
3位決定戦に回った北海道銀行はロコと中部電力に敗戦。
3位決定戦の富士急は上位3チームに敗戦。

かなり順当な結果になっているように素人なりに見えました。


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左から船山、近江谷、吉村選手

北海道銀行は、パワーを捨ててもスキップ小笠原選手のプレイ精度を上げるために船山選手を復帰させました。
メリットもデメリットもある船山選手の復帰とわかった上での手だと思います。
ロコとの戦いでは、攻めるロコに対し、何と言ったらよいか、道銀のスキップ小笠原選手は受けに回ってしまうんですね。なぜでしょうか。たぶん、ロコのスキップ藤沢五月選手との相性がひどく悪いのではないかと感じました。
石をためてくるロコに対して、石をたたき出しに行けばいいものを、後ろに回り込む難しい選択をする場合がある小笠原選手。それは、ボクの予想ですが、船山選手のパワー系ショットに不安があるからではないかと。サードが吉村選手なら迷わず打ち出しに行くのではないかなと。
すなわち、小笠原選手は自身のプレイ精度と引き換えに作戦の選択肢を減らしてしまったように見えました。
ただでさえ藤沢vs小笠原だと相性が悪いのに。

中部電力とのゲームでは、小笠原選手のミスにつけ込まれましたね。中部電力はそれ以外の場面で本当によくがまんしました。長野人ですね。長野人らしいチームです。これはこれで素晴らしい戦いだと感じました。

どうして北海道銀行の話を書いたかというと、たぶん、これで小笠原選手と船山選手は引退だからです。さすがにパワーがない。
この日本選手権ですべての力を発揮できたかは疑問です。昨年から続いている負のオーラが、今回も完全にはぬぐい去れなかったように思います。不運を引き込むような負のオーラを背負っているのです。
原因の一端は、やはり吉田知那美選手の解雇でしょう。解雇した側がおおきな荷物を背負ってしまった。その荷物が、最初は知那美選手の後釜として加盟した吉村選手の肩に乗った。結果、崩壊。
今年はその荷物を小笠原さんが船山さんといっしょに背負ったかたちでしょうね。吉村選手をセカンドに起用し、サードに盟友・船山さんをおいて、デメリットを自分のプレイで挽回する覚悟を決めたのでしょう。


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しかし、若者の成長は早く、ロコは本橋選手の復帰によって去年と違い少し大人のチームになった。
道銀は小笠原選手がコーチに上がり、近江谷、小野寺、吉村、そして誰かを新たに迎えると思われます。これはこれで楽しみです。


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この大会を象徴するような藤澤さんのしかめっ面

さて、ようやく愛するロコソラーレの話ですが、
今日午前の中部電力戦は本当にハラハラしました。藤沢さんにハラハラさせられました。
しかし、延長エンドまでもつれた最後の1投で、少し吹っ切れたのではないかな。

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藤澤五月選手にとって、中部電力ははじめて勤めた会社であり、シニア戦デビューのチームです。そして、かつていっしょに戦った仲間がすべているチームと2度戦いました。今度が3度目です。
彼女はこの日本選手権で、栄光と挫折の中部電力時代から卒業しなければならない。どうやらそれができそうです。以前の所属先を下して、6度目の日本一に輝いてください。
道銀チームに解雇された知那美選手も大きな荷物を背負ったけど、ロコのみんなが半分背負ってくれた。そしてようやくその荷物をこの大会で少し下ろすことができたのではないかな。


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中部電力はとてもいいチームです。好きになりました。来年は本当に強力なロコのライバルになると思います。道銀がどうなるかわからないいま、ライバル関係はこの2チームになるかもしれませんね。
藤澤五月選手の卒業式、吉田姉妹にとっては義理の姉妹との対決。マリリンにとっては自分自身の夢達成。今回リザーブ鈴木夕湖選手にとってはかなりくやしいスタンド観戦でしょう。

なんかもうロコが勝ったような書き方ですが、勝負は紙一重ですからわかりません。ただ、何となく最後まで順当に行きそうな気がします。


男子のほうも最後は順当にSC軽井沢かなあ。