テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

LS北見、オリンピック代表に決まる!! おめでとう

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3日間で先に3勝した方が代表に決まるという、野球の日本シリーズ的なカーリング女子オリンピック代表決定戦。
わがLS北見(ロコソラーレ北見)は3勝1敗の成績で、代表に決まりました。

金曜午後の試合は当然ですが仕事で見られず。うちに帰ってから勝ち試合を観戦。
翌土曜日はジョギングして朝食も終え、朝から観戦です。

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第1エンド最終投者の藤澤選手は、まさかのミス。このミスが最後まで彼女の調子を狂わせ、最後は追い上げたものの5対7で敗戦。
ただ、負けたとはいえ、藤澤選手以外の3人は好調で、その藤澤も不調の原因はハッキリしていたので、あまり心配しませんでした。

それでも、夕方からの第3戦は、見ている自分が緊張しました。
緊張しましたが、藤澤選手は完璧に切り替えて好ショット連発。こうなれば、負ける気はしません。
そして今朝の第4戦。第1エンドに3点を取り、ボク的には勝負が決まったと確信しました。

藤澤五月劇場

けっきょくこの決定戦は、「藤澤五月劇場」でした。
ほかの3人は好調。藤澤選手が好調なら大差の勝利。コケると敗戦という。
冗談で、土曜日朝の敗戦・ミスは、試合(放送)を日曜まで引っ張りたいNHKの差し金ではないかと邪推したくなるほど、自作自演でした。

でもよかった。
藤澤五月選手がオリンピックの舞台で活躍する姿を見てみたい」
ボクだけでなく、少なからぬファンがそう願っていました。
藤澤という選手にはそれだけの魅力があります。
今年の日本選手権決勝のように、ほんとうにスーパーミラクルショットを繰り出すファンタジスタです。

この大会はそこまでの場面はありませんでしたし、リードしたあとはリスクを回避する堅実作戦でしたから、
ラクルショットといえば、第2戦のミスショットくらい。
いや、マジで笑い話になってよかったです。

強力なライバルになる中部電力
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中部電力は、結果として厳しい戦いを強いられました。
今年日本選手権をとったことで、会社からの応援が、力になるというよりプレッシャーとなったのではないかと想像します。それはちょうど一年前のロコソラーレ北見と同じです。

ただ、国内でロコを破ることができるとしたら、中部電力しか今のところは見当たりません。
来年の世界選手権は、オリンピックチーム以外を派遣すると決まっています。その権利を取りに行くパシフィックアジア選手権はロコと中部電力のどちらが出るのかよくわかりませんが、ロコが出るなら中部電力に世界戦をプレゼントしてほしいし、中部電力が行くならぜひ自分の手で勝ち取ってほしい。

それと、見ての通りいまの並びだと、バックエンドの清水選手と松村選手に負担がかかりすぎている。若手はノビノビ試合できても、決めるのは3投、4投のサード・スキップなのです。
ちょっと組み替えも検討したほうが良いかも。

中部電力の松村千秋選手は、ものすごい重圧をしょって本当によく頑張ったと思います。彼女の姿を見ていると、少しだけ4年前の藤澤五月選手とダブりました。
ぜひ、いまのチームでさらに磨いてほしい。中部電力が支えられなくなったら、長野全体で支えてほしいと思います。ロコとは違うかたちの素晴らしい選手たちです。

MVPは吉田知那美バイススキップでいいかな!
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さて、ようやく知那美選手の話です。
正直、去年の重要な試合を見ていて「ショットミスは目をつぶるから、藤澤五月選手のためにサード復帰してくれ」と思っていましたが、
この大会は爆発しました。
みごとでした。

さすが、常呂の秘蔵っ子」です。
藤澤五月選手の天才ぶりとはまた違う、本当にスゴイ活躍でした。
しかも、課題だったラインコール(投げた石の速さなどを見てスイープ指示を出す)も、今回はバッチリだったと思います(解説の石崎さんがそれに近いコメント)。

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藤澤の作戦、知那美のコール、吉田夕梨花選手と鈴木夕湖選手の素晴らしい判断とスイープ。世界戦のときも言っていたように、それぞれが役割を果たした有機的なロコソラーレ北見らしい戦いでした。

本橋麻里さんのインタビュー


天才・藤澤と、支える太陽の知那美、みごとなセットアップのフロント2人。
そして、このチームを作った本橋麻里さんですね。
本当は試合に出たかったろうな。くやしい気持ちもあるだろう。
出産して復帰したら、ポジションがなくなったんだから、ある意味踏んだり蹴ったりだ。
そういう気持ちまで伝わってくる試合後のインタビューでしたよ。

今日は祝杯を挙げます。

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最後に知那美選手をもう一枚。みごとだったよ。チームを安定させた。

※画像はキャプチャーです。