テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

6.里谷多英ちゃんに大きな衝撃を受ける

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モーグルバーンのラインコブには苦戦した。スペースがなく、ズラシで削ったとしても切り替えがドタバタし安定しない。もしかしてピポットで切り替えができればズラシの連続でいけるか・・・。
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岩渕氏のいう体の入れ替えを、勇気を持ってフォールライン上でやる。スピードが出るが、ターンが終わった状態でコブのうえで止まるくらいの動きをしてみる。スキーを回すことができれば、横-横の動きでラインコブをいけるかもしれない。
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いやあ、結局ラインコブの攻略は来シーズンに持ち越されました。ピポットの切り替えとか使い慣れない言葉を使っていますが、早い話がコブの頭からスキーのトップを出してずらし、削ったら切り替えというやり方なら滑れることもあります。

それより、もっと大切なこと、衝撃的なことがありました。

3月23日、ばんけいで全日本モーグルの最終日に見た里谷多英ちゃんと附田雄剛選手の滑りがそれです。特に里谷選手。エキシビションチックな団体戦、『彼女二日酔いだべ』みたいな部分もありましたが、何より驚いたのは姿勢が高かったこと。女子のほとんどいない団体戦で彼女が最も大きく見えました。その衝撃。男かと思いましたよ。

そして2人共通していたのは滑りが静かだったことです。本当に音が静かなのです。スキーがぶつかる音がしない、エッジングの音が静か、そして水が高所から流れるごとくなめらかな滑り。目から鱗でした。本当のトップ選手はこうなんだと。
この日を境に、ボクは自分の滑りの基本を見直すようになります。3日前の3月20日に緩斜面で大回りのムービーを撮ってもらい、悪いところがわかったことも影響しています。

高い姿勢で腰を折らずに。それがシーズン最後に少しだけつかめたようです。構えた姿勢ではなくお気楽な姿勢、斜面からの突き上げを全身でもろに受ける姿勢から、膝を中心にサスペンション運動する姿勢に、山回りでなぜか失速する滑りから勢いを次のターンにつなげる滑りへ。
これが次のシーズンの課題。

第2エアーを着地し最終セクションへ入ったところ。ちなみにボクは彼女の中学の先輩です。ただそれだけ。