テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

カーリング中心に約半年振り返り

この間、自分は人生でいちばん忙しかったかもしれません。
自分の仕事のマネジメントができなくなりそうでした。
ギリギリの線で踏みとどまったような、ときどき踏み外したような・・。

3月末からボクと藤澤五月選手に何があったかというと、
4 月:
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〈スウィープもかっこいい〉

藤澤選手、カナダの大会、その後ミックスダブルス世界選手権→5位
ボク、仕事

5 月:
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〈雨のスキー場.ボードの大会が開かれていた〉

藤澤選手、PACC日本代表決定戦→勝利
ボク、今年2回目にして最後のスキー、アルペンのみ.超ヘタだった(T-T)

6 月:
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〈地元イベントphoto、ネットから〉

藤澤選手、CM撮影、その他を終わらせカナダへ
ボク、仕事

7 月:
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〈いいコースでしたが、腰が・・〉

藤澤選手、カナダ・消息不明(笑)
ボク、月初にトレイルランして腰痛発症、以降走れず(T-T)

8 月:
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藤澤選手、そろそろ帰ってくるらしい
ボク、ようやく机の片づけをはじめた.道銀カーリングクラシック2018の女子準決勝「中部電力vs北海道銀行」「ヤングKim vs Gim」の同時進行2試合を首を左右に振りながら見学

ブログブックマーク

思い出したようにブログを書いたのは、藤沢五月についておもしろいブログを2つ発見したから。
http://blog.livedoor.jp/azinori/archives/cat_50033804.html
【幽霊島通信】というこのブログ、冷静にLS北見を分析している。
とくに、5月のPACC代表決定戦の第3戦、10エンドで作戦を変えるキッカケになった吉田知那美選手のタイム要求。
別にタイムを取らなくても勝った可能性が高いし、負けたとしても次の試合で勝つ可能性が高かったけれど、試合を終わらせたのは、作戦変更でナンバーワンストーンを守りにいったセンターー付近のガード配置でした。
そのことをそのとおりに書いているのだけれど、ボクは藤澤びいきに見てしまうため、ちーたんの行動を過小評価していた。

もうひとつがこちら
https://sentence.exblog.jp/
【映画収集狂】というブログ、そもそも映画を見ないボクとはまったく異なる視点を持っており、非常におもしろい。とくに、LS北見5選手のこの10年を年表で串刺しにしてみるという見方、例えば2010年=マリリン:チーム創設、藤沢五月:中部電力入社、的な見方。
加えて、どこかしら自分と同じニオイがして(たいへん失礼します)、コメントも残してしまいました。

平昌オリンピックまではよく見ていたブログの中に、今回のメダル獲得で藤沢五月をハッキリディスったブロガーもいて、そちらさんのブックマークを消去したところだったので、新たにブックマークが2つ増えてうれしいです!!

藤澤選手の圧倒的な決定力と人間としての輝きに魅力を感じるボクのような人間と、スキップとしての未熟さに厳しい評価をする、見方の違いだとわかっていても、「メンタルのもう一段の成長が必要」とコメントする彼女に対して、ボクは応援の気持ちしか沸いてこない。


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〈ミックスダブルス日本選手権の会場で全農から配られたもぐもぐタイム

ボクのなかでは、青森市でこの3月に開かれたミックスダブルス日本選手権で、見学した3つの試合が衝撃的だった。選手個人の能力にこんなにも差があるのかと。それからはLS北見スキップではなく、日本最高のカーリング選手として見るようになりました。

もっとチャレンジしてほしい北海道銀行中部電力

LS北見が出場しなかったボクの地元・札幌でのカーリング大会は、新しく北海道銀行のスキップに就いた吉村紗也香選手がどういう試合をするかが楽しみだったのでした。

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〈試合前練習をする日本の2チーム〉

現地での試合観戦は、スキップのラストショットでナンバーワンをとったのかがさっぱりわかんないという状態になる場合が多いのですが、一方でテレビなどでは伝わりにくい試合の雰囲気がビシビシ伝わります。
中部電力北海道銀行も、日本のトップチームです。でもどちらのチームもチャレンジしない試合でした。一方の韓国・今年高校を卒業したはずのヤングKimは、ものすごくチャレンジングな作戦で、先輩のGimを追い詰め、準決勝を勝ち上がって二年連続決勝に進出しました。
そして、ドキドキする、応援したくなるカーリングをしたKimが優勝しました。

ボクは、日本の2チームに野望を持ってほしい。もっとチームの限界を超える挑戦をしてほしい。スウィープを使ってドローショットで勝負するエンドを増やしてほしい。Kimは攻撃的で正確なショットを持っている。LS北見は攻撃的でしたたかで、正確なショットを持っている。中電と道銀はショットの正確性もスウィーパーも優れているが、勝ちを自分から取りに行かないように感じた。平たい言葉で言うと「おとなしい」試合でした。野望とか本気度とか、現地で見ると伝わるんです。
中部電力は中嶋星奈選手がわがままになるか、松村千秋選手があと4年引っ張るか・・。
北海道銀行は吉村紗也香選手が「藤澤を蹴落とす」って本気で思ってほしい。残り3人はかなり本気なんだから。
4強のもうひとつ、富士急は生の試合を見ていませんが、小穴選手からいつも野心が伝わります。

追 伸 2018/08/18 15:44
ヤングKimことキム・ミンジは韓国選手権においてGim、メガネ先輩を撃破し、ついに韓国代表になったらしいです。9月のワールドカップ、11月のPACCはミンジが出てくる模様。ミンジ、去年の道銀カーリングクラシックで藤澤さんに負けて準優勝だったから、こんどはやる気満々でしょうな。
去年のどうクラ決勝も見ているので、ミンジの試合は2試合見たことになります。メガネ先輩との再戦も楽しみだったけど、ミンジのほうがカーリングスタイルが好きなので、とても楽しみになった。あ、ワールドカップはクオリファイしないと当たらないか・・。
なお、中国はワンさんがでないらしい。となると、ラウンドロビンスウェーデン・ハッセル、スコットランド・ミュア先輩との争いになるのか。うわっ!!

藤澤・山口ペア、第11回日本ミックスダブルスカーリング選手権優勝

うまい具合に仕事があっち方面であったので、
3月17日(土)夜のプレイオフと、3月18日(日)の準決勝・決勝の3試合を現地・青森で見ることができました。

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2つのことを感じました。
1つ:藤澤ペア対吉田知那美ペアの対決が見たくて行ったのですが、実際はなんかいずい(北海道弁でしっくりこないという意味)試合でした。相撲でいえば同部屋対決。藤澤さんも吉田知那美も気負いが相当あったと思います。藤澤さんは表情がぜんぜん違う。一方の知那美ちゃんは虚勢を張ったような高笑い。気持ちをしっかり持っていくことができなかったんだなあと感じました。
ふたりが同じチームにいる限り、もうやらないと思うしやっても見に行かない。ちょっとつらかった。

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2つ:藤澤五月さんは、楽しいおもちゃをもらった子どものように、生き生きとカーリングをしていました。その純粋な気持ちがビシビシ伝わってきて、すごく感動的なのです。ああ、オレも好きなことやってるんだからとことん楽しんで生きていこう、なんて娘世代のカーリング選手を見て思うわけです。

決勝のダイジェスト



結果はご存じの通り、藤澤・山口ペアの圧勝です。無敗で優勝です。
知那美選手との準決勝も、中部電力・北沢+SC軽井沢ク平田君ペアとの決勝もそうだったのですが、藤澤さん先行のエンドで石がハウスにたまり、ガードが増えていくと、後攻を持って有利なはずの相手はもう打つ手がなくなるのです。知那美ペアは、自分たちのショット選択を考えているうちに時間を使いきってしまいました。北澤さんは投げる場所がなくなって、最後の1投をスルーしました(上の動画の1分40秒くらいから)。北澤さんは笑っていました。

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この状況から

 

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藤澤ペアの赤のガードが増えて
 

 

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ハウスにも置かれ・・・


ふたりとも猛烈にくやしかったと思います。もっといえば、土曜日の松村千秋(中部電力)+清水ペアとの一戦も同じ。

藤澤ペアの男子選手である山口くんもとてもいい仕事をしていました。だから結果は藤澤さんだけがもたらすわけではないですが、あそこまで作戦面で違いを見せつけられると、見ているボクは思わずうなってしまいます。

藤澤五月選手は、男女を問わず本当に日本一だし、近いうちに世界一になる資格があると思う。
無邪気な笑顔と、真綿で首を絞める作戦・戦略。そして最後の1投で得点を引き寄せるドローもテイクもできるので、ペアの山口くんもシャウトしていたけど、見ていてこんなに楽しいカーリングはない。
ミックスダブルスはせわしないけど、藤澤さんのカーリングは4人制もミックスダブルスももれなくおもしろいです。

「藤澤無双」
吉田知那美ちゃんが終了後のインタビューで語ったというこの一言に尽きるかな。


SC軽井沢クの山口くんも素晴らしかった。
軽いヤツかと思っていたけれど、ぜんぜん。スゲーいいやつですね。よく女王様(藤澤五月選手)のめんどうを見ました(笑)。

いちばん笑ったのはこの場面。準決勝ダイジェスト



50秒くらいから始まります。
対知那美ペア戦で、先攻・知那美選手の最終投がスルーの後、藤澤さん最終投も仲良くスルー!!
自分の失敗を受け入れられなくて、「んーん、もうっっっ!!」ってぼやきながらペアの山口君の背中をペシペシペシ、ペシペシ。

「喜怒哀楽を前面に出して」
とオリンピック前のインタビューで語っていたのを思い出しました。
お守り役が必要な世界一のエンターテイナー。

2日間、楽しい試合を見せてもらいました。

どんだけ楽しそうに試合してるかって?
こんな感じ

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「ホントかよ!」by 藤澤五月

藤沢五月、世界一のスキップへ

LS北見のスキップ・藤澤さんがシンデレラガールになっています。
平昌から帰国したら大騒ぎ&大人気

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オリンピックってここまですごいんだなと実感しました。
例えば、この動画はオリンピック前まで再生回数3000回台。
今や2ケタ違う70万回



こちらも同じく3000回から51万回



このブログもずいぶんアクセス数が増えました。

吉田知那美選手のインスタグラムは、3000台のフォローがなんと約10万フォロー。

カーリングって情報が限られているから、行き着くコンテンツはだいたい同じなんです。

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〈こんなイラストまで出てきてスゴいよね〉

今後、週刊誌などに晒されてたいへんだと思うけど、
藤澤&吉田知那美のふたりなら大丈夫だと思います。

世界一おもしろいカーリング
銅メダルに終わったことで、topカーラーとはなりませんでした。
これからも世界一のカーラーを目指してがんばると発言していましたね。

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今後も応援を続けるつもりですが、
世界一おもしろいカーリングという意味では
すでにじゅうぶんtopカーラーの資格を持っていると思います。

見ていて楽しいのはやはり石がたまる展開。
でも相手が逃げればブロンズメダルマッチのイギリス戦前半のように、
なかなか石がたまりません。

それでも、攻め続けてスチールに持ち込む。
大量得点パターンもあれば、
しびれるような均衡パターンもあって、
どっちもすごくしびれる試合になります。
大量点パターンは、アメリカ戦やロシア戦、
しびれるパターンは韓国戦やイギリス戦。
どっちも見ていて楽しい、スリリングな試合です。

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特に印象的だったのが、
相手を追い詰めてミスを誘い、スチールして勝つ韓国戦、スウェーデン戦、イギリス戦でした。
ただ、ロコソラーレ北見というか藤澤五月の戦い方としては、先行逃げ切り型がmy styleだと思います。
後半逆転・スチール勝ちを見ていると、本当に強くなったなとうれしくなります。

銅メダル!!平昌オリンピック日本女子カーリング・チームLS北見

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2月24日土曜日の夜に歓喜の瞬間がやってきました。
ロコソラーレ北見のメンバーは
本当にメダルを手にしました。




2日が経過してから書くブログなので
記事には出ていない視点で、
簡単にまとめてみます。

10エンド、日本のスキップ藤澤さんの最後の1投を終えて
ナンバーワンはイギリスの赤い石。
得点は日本の1点アップ。
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イギリスのスキップ・ミュアヘッドの選択は3つあったと思います。
1.ミュアヘッドが選んだ日本のナンバー2ストーンをはじくテイクショット
2.置きに行ってナンバー2をとるドローショット
3.ナンバー2を取りに行くけど、ダメなら1点取ってエクストラエンドを迎えるドローショット

ミュアヘッドが1を選んだ理由は、
a.テイクショットが得意
b.藤澤後攻でエクストラエンドを戦いたくない
c.ドローは投げたくない
この3つだったと思います。
一番重要なのは、bだったと思います。
ここがミュアヘッドの未熟なところです。
ミュアヘッドは天才と呼ばれ、
それがためか、まだ自分の感情をコントロールできない。
自分の置かれた状況を第3者的に見ることができないのです。

ショットに自信があるのと同じくらい、
あの場面は藤澤五月から逃げたかった気持ちが強かったはず。
そうでなければ、あんなひどい失敗はしないでしょ。
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なぜミュアヘッドはそれほどまでに藤澤を恐れたのか。
2016年世界選手権で藤澤にコンシードを食らった
2017年もどこだかの大会でボロ負けしている。
ミュアヘッドは藤澤さんと同じく攻撃型のスキップです。
攻撃型のこの2人がガチでぶつかると、
どうやら藤澤さんに分があるようなのです。
理由はスキップ本人ではなく、ほかの3人にあるのかもしれません。

ともかく、
最も重要な試合となったブロンズメダルマッチでは、
ミュアヘッドは自らの攻撃を封印して、ディフェンシブな作戦で臨んできました。
当然ですが、これはミュアヘッドの選択というよりイギリスチームの選択でしょう。

勝つためにはハウスに石をためてはいけない。

それは9エンドまでうまくいっていたのです。
ただ、後半に入って藤澤が後攻を持ち、攻め続けました。
6エンド、7エンドブランク。
8エンドは2点取れずに1点で3対3の同点。
そしてイギリス後攻で9エンドを迎えます。

このエンド、藤澤のチームはショットがかみ合い、
本気でスチールに行きました。
そして藤澤の最終投は完全にイギリスの石の後ろに隠れました。
ここでミュアヘッドは迷わずイギリスの石で日本の石をはじき出すテイクショット(ランバック)に行きます。

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ショットの選択はここでも3つ
1.ハウス内の黄色を打って、自分の赤もなくなるショット
2.黄色を打って赤を残すいわゆるプランB
3.センターライン付近でドロー
ショット選択は、とうぜん1です。

このショットは簡単ではなかったですが、難しくはなかったと思います。
しかし、ミュアヘッドの投じた石はイギリスの赤い石に当たり、その赤い石は日本の石にかすりもせずにスルーしました。

この1投は大きかった。
石が残らなければ同点でミュアヘッド後攻の最終エンド。
プランBの赤の石が残っていれば、1点アップで藤澤後攻の最終エンド。
実際は、ミュアヘッド1点ダウンで後攻を持ち最終エンド。

それまで攻め続けられてかなりストレスがたまっていたなかで、自分が失敗した。
ミュアヘッドはそれを受け入れられない。

イライラのまま10エンド。
2点取るためには石がたまってもやむを得ない。
そして、実際に石はハウスにたまりました。


さあ、ここまで読んでいただけたら、
あなたがミュアヘッドならどのショットを選びますか。
シロウトのボクなら3を選びます。

ミュアヘッドの選択を「攻めに行った1投」と称賛する人もいますが、
あれは自分の未熟さに向き合えなかった1投ですね。

ミュアヘッドは少し修行したほうが良いです。


金メダル・ロコソラーレ北見が世界一になるために
さて、ボクはオリンピックの前に、
チーム藤澤は金もあるかもしれないと思っていました。
一方でもちろん何もとれない可能性もあることもわかっていました。

今回、金がとれなかった直接の理由は、
準決勝でセカンドとサードが不調に陥り、その回復が間に合わなかったことだと思いますが、
今後に改善できることもたくさんあると感じています。

第一にチーム力の引き上げ。
10日間を戦えば、調子が悪いときもある。
そのときでもギリギリ勝てるくらいのレベルアップが必要です。

第2に藤澤さんのテイクショットの改善です。
藤澤さんは大会直前の1月に、デリバリーのフォームを変えたそうです。
石を投げるときに前足のかかとが浮く姿勢からかかとをつける姿勢へ。
このフォーム改善は前回ソチオリンピックの代表決定戦前にも行ったという記録があるはずです。

理由は、ドローショットの安定だそうです。
ここはJDリンドコーチの提案でしょう。
オリンピックでは、多くのチームがディフェンシブに戦ってくる。
そのなかでプレッシャードローを必ず成功させなければならない。
藤澤さんの代名詞でもあるミラクルハイパワーショットを捨てても。

このためか、ドローの安定感はバツグンでした。
一方で大好物のテイクショットがけっこうズレていました。
前3人がうまくいかなくても、従来の藤澤ミラクルショットがあれば、
局面を変えて1点確保というパターンができたのですが、
そのテイクショットが今回は度々決まらなかった。

作戦面は今後さらに成熟していくでしょう。
心配なし。
作戦では、うわさされているミックスダブルスの出場は
経験値を積むことになるので、
もしかしたらロコのチームとしての活動より優先してもいいかもしれません。


それにしても、2016年世界選手権と比べ
二回り成長していたと思います。
負けない戦いができていた
誰かが不調でもカバーして戦い続けた

スゴイ子たちです。

もうひとつ、オリンピックはやはり特別ですね。
戦い方が違う。
特にプレイオフに入ってからは、まったく違う戦い方になっていました。

ゴールドメダルマッチの韓国VSスウェーデンは、
その戦い方を知っているスウェーデンと初体験の韓国の差だったと思います。
もし、ゴールドメダルマッチが日本とスウェーデンだったら
ガチでスゴイ戦いになったと思います。
それが見たかったのですが、次のオリンピックに持ち越しですね。

あと、今回のクオリファイは、日本にとって非常にメダル獲得確率が高いチームが残ったと思います。

最悪は、カナダ・スイス・中国・日本だったと思います。
カナダ・ホーマンが本調子だったら、かなり厳しい。
スイス・中国はあまり得意ではありません(^^ゞ)


簡単に書くつもりでしたが
ずいぶん長くなっているようです。
これで終わります。

石の配置はここからもらいました。
http://www.worldcurling.org/owg2018/livescores

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大ブレイクの藤澤さん、トップ画像だよ

平昌オリンピック日本女子カーリング、準決勝進出!!

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きましたね。
昨日はテレビの前でガッツポーズしました。
ボクの大会前予想は6勝3敗。
前半は全勝、中国とロシア(OAR)は1勝1敗
カナダとスウェーデンに1勝1敗
イギリスとスイスに1勝1敗
完全に予定通りにきましたが、最後に連敗しちゃいました。

でも、5勝4敗は当初から予想されたギリギリ予選通過ラインでした。
勝ち越したことがすべてです。

それと、大会途中でのストーンの研磨は、
おそらくカナダ救済措置でしょう。
あれによって多くのチームが影響を受けました。
もちろん日本も。

ランク上位との対戦が後半に集中してくじ運が良かったとか
いろいろいわれていますが、
結果からいうと、くじ運はむしろ悪かった。

前半にカナダなどの強豪国、後半にランク下位とあたった方がやりやすかったでしょう。
なぜなら、絶対的金メダル候補のカナダが、前半信じられない不調だったからです。
スイスも、OARもそうです。イギリスもすべり出しはあまり良くなかった。

それと、今回の日本代表チームであるロコソラーレ(LS北見)は
対戦チームから、
世界の強豪チームの1つとして認められていました。
だからこその韓国戦、スウェーデン戦の勝利だと思います。

また
1月にカナダで開かれたコンチネンタルカップ
チーム・ワールドとして北米チームに対しいっしょに戦った
スウェーデンとスイス、日本の3チームは、
お互いに刺激し合い、予選通過を目指したという意味でも、
いい仲間だと思いました。

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昨日のスイス戦後にスイスチームから「もう負けちゃダメよ」となぐさめられた件、
その後のインタビュー中に通りがかったスウェーデンチームとのハグ、
こういった関係性が、オリンピックの緊張の中で
パフォーマンスを支えたと思いました。

すべての対戦チームが、日本に対し本気で挑んでくる。
カナダの不調によりまれに見る混戦となり、それでも勝ち抜いたことを
ファンの1人として誇りに思います。

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吉田知那美選手はスイス戦後に涙腺大崩壊スイッチが入ってしまいましたね。
おそらく、準決勝以降では神ショットスイッチが入るでしょう。

藤澤五月選手はさほど悪くないので、心配していません。

心配なのはフロントの2人。
鈴木夕湖選手のショットがいまいち
吉田夕梨花選手と鈴木選手の疲労蓄積
ふたりとも体が小さいので、疲労が人一倍たまっているでしょう。
スイス戦では藤澤さんがスイープしていました。


ここまで来てマリリン登場はないと思いますが
どうかな。

メダルを手にしてほしいですが、
予選通過できたことで、
あと2試合見られることが、今はうれしいです。

ハイライトはこれまでのところ
  • 藤澤選手が躍動したOAR戦、
  • クオリファイ(予選通過)を決めたスウェーデン戦、
  • スイス戦の戦い方と終了後のインタビュー

この3つです。
#そだね~
#ナイッスゥ

追伸
代表決定が遅かったチームは全敗

気がついたのですが、
自国の代表決定戦開催時期が遅かったスイス(確か11月)、カナダ、ロシア(どちらも12月)、はいずれもクオリファイできませんでした。
いずれも強国なのに。

オリンピックチームの選出は、本格シーズンが始まる10月前までに決めておく必要があるのではないかな。

平昌オリンピック女子カーリング直前情報

受験生の父は、相変わらず滑りに行けず、
モヤッとしております。

さて、そんなボクの気晴らしがカーリング(笑)
2月に入ると平昌オリンピックが始まります。

日本オリンピックチームはLS北見です。
本気のメダル狙いです。


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〈軽井沢の大会表彰式.前列ロコ、後列左中部電力、右スイス・トリンゾーニ〉


このオリンピックは世界のチームも世代交代しました。
主要チームの中ではスイス(トリンゾーニ38歳)と中国(ワン33歳)が上の世代ですが、
日本(藤澤26歳)、カナダ(ホーマン28歳)、スウェーデン(ハッセルバーグ28歳)が若返り、ロシアもさらに若手が出場(モイセワ27歳)、イギリスは引き続きミュアヘッド27歳といった具合で、スキップは26~28歳くらいに固まっています。

そのなかでも藤澤さんは最年少です。
日本ではベテランチームのように言われていますが、そもそも彼女は10代のころからトップスキップだったわけで、世界的に見れば代表チームスキップの若手なのです。


さて、その藤澤五月より若いスキップ・中部電力の松村千秋選手25歳は、現在、日本選手権を戦っています。
開幕4連勝。昨晩は北海道銀行戦に辛くも勝利しました。
ボク的には、この日本選手権をとって、世界選手権に出場してほしいと願っています。彼女たちのチームはそれに値すると思うし、LS北見(ロコ)のライバルチームが経験を積んで力をつけないと、けっきょくロコのためにもならないので。

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〈ロコの世界ランクは一時期7位まで上がった〉


その松村さんは藤澤さんに遅れて中部電力に入社し、たぶん4年間いっしょのチームでした。
昨年2月に日本選手権決勝でぶつかり、9月の代表決定戦でもぶつかったため、マスコミが旧仲間の対決ということであおりましたが、松村さんは藤澤さんを尊敬しているっぽいし、藤澤さんは松村さんをかわいい後輩とみているっぽいです。
藤澤さんは勝利後のインタビューでうっかり「マツムラ」と呼び捨てにしていましたね。
カーリングヲタクの藤澤、負けん気むき出しの松村。たぶん、この2人は比較的気が合うでしょう。

ちなみに、ロコのサード・吉田知那美選手と中部電力のサード・清水絵美選手も仲良しのようですね。日なたに咲く花と日陰を好む花。対照的で気が合いそうなふたり。
不思議な関係の2チームです。


で、去年の日本選手権は、ひとつには中部電力藤澤五月研究をガッチリやった結果だと思いますが、その後ロコも中部電力研究を相当したと思います。

そして、松村さんは藤澤さんにまったく勝てなくなってしまいました。
ゲームは、実力差以上に差が開いてしまうのです。

松村さんとほかのチームのゲームを見ていると、まだ甘いけどかなりいいスキップだと思います。
バイススキップの北澤育恵さんは、ショットと作戦はかなりよさげですが、解説者の話を総合すると、石の速度と行方を予測するウエイトジャッジ&ラインコールに未熟さがあるようです。
なので、彼女がスキップをやると、対藤澤ではよさげですが、ほかの選手のショットが乱れる可能性もありそう。

ここは松村さんにがんばってもらうしかないと思います。
今シーズンはムリでも来シーズンはそこをしっかりがんばって、最強のライバルになってほしい。
なお、今年5月にはロコと日本選手権覇者との間で、パシフィックアジア選手権の代表を決める戦いがあります。忙しいシーズンですわ。


最後に、道銀・小笠原チーム(フォルティウス)のことも触れたいけど、触れません。
どうなるのかなぁ・・・

OAKLEY CANOPY Prizm Jade Iridiumレビュー

2018年1月14日、ようやくシーズンインしました。
いわゆる今年も受験生の父でして、
この日はまあその、センター試験当日。

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さっそくニューゴーグルをかけてみました。
意外と明るい、意外と自然な色。
コントラストが上がった感じはありませんが、日陰でも日なたでも明暗差が小さく感じます。
まぶしさという点ではこれまでのオレンジと比べるまでもなく、優れています。
明暗差が小さいのは、乱反射をカットするからでしょう。偏光レンズのサングラスで体験済なので、これは頭でも理解できました。
もうひとついい点がありました。ヘルメットとの相性がよく、汗をかいても曇りません。ゴーグルからヘルメットへ、よどみなく空気が流れる感じです。
GIROのヘルメットにOAKLEYですが、この点の心配は解消されました。

曇天のフラットライトになったときにどうか、という点はまだわかりません。
あれは独特の天候ですので、その天候に遭遇してどうか初めてわかります。


というわけでおおむね高評価ですが、マイナス点も。
ひとつは、翌日やっぱり目が疲れていました。
偏光サングラスよりも、この点では明らかに劣ります。どうしてだろう? 乱反射をカットしている感じはあるのに。

もうひとつは、購入前から予測していましたが、視界の中にゴーストが出ます。
メガネの上にミラー加工のゴーグルなので、ゴーストが出る可能性が高いと思っていましたが、やはりです。気になるほどではありませんが、ちょっと違和感があります。


なお、この日はばんけいスキー場で4時間券を購入し、
最初の2.5時間はアルペン、その後の1.5時間はテレマークでした。
休憩1回、スキー交換1回以外は滑り続けましたが、混んでいたので休憩が取れました。