テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

10年前に型落ちで買ったスキーを削ったら滑りが良くなった(2021年)

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4FRNT click! (09-10 model) 177cm 112-82-104 R=22m
調子よかったのは最初の1年だけで、
翌年から、シールを貼ったように、ストップ雪のように滑りの悪い4FRNT click!
滑りが悪いレベルが半端じゃない。

今シーズンもますます調子が悪い。
そこで、自分で削ることができるかググってみたら、
やっている人がけっこういる。スキーではなくボードですが。

そうか、自分でやれるか。それでダメなら捨てよう。
そう決めましたが、いちおうチューンナップショップの意見も聴きたくて、行ってみました。
それが1月24日(日)
ショップの人いわく:
「いやあ、ソールまっ白じゃないですか。しかも古いし」。
「削ったら滑るとは思うけど、どうかな。古いから」
「酸化してるでしょ。白いもん」

そんな話を聞きにいったわけじゃない、ボクの疑問には答える気がない、顧客の不安に向き合う気がないことがわかったので、そうそうに撤収。

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サンドペーパーたち

それで、1月30日(土)、ホームセンターで耐水ペーパー#180,#240,#360,#600を購入。また当て木として塩ビ管50φも長さ170mmにカットして購入。
当て木を塩ビ管にした理由は、このサイトを参考にしたから。

majilucky.com


当て木の長さは、板の幅より太め、最大でもこのくらいあればいいだろ、程度の気分です。

 

スキー板の滑走面をサンドペーパーで削る
1月31日(日)気温氷点下の屋外で削ってみました。

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削る前

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右の板だけ削った状態

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両方削った後

お世話になったこのサイトには、毛羽立ちが滑りを悪くする原因と書かれています。削る前にソールを触ってみても、毛羽だった肌触りはありません。
でも、黒い部分が白くなっているのは、よく言われる「酸化」などではなく、毛羽立ちであることは、いろいろ調べて確かなので、これは紙やすりによるサンディングしかないと思いました。

 

majilucky.com

ペーパーの番手は、上記サイトに従いました。
180番から開始。最初の1本はゴシゴシやり過ぎた気もします。気合い入りすぎで、ソールが傷だらけになりました(笑)。
やる前は紙やすりを4分の1の大きさに切って、その大きさで2本使えると思ったのですが、ムリでした。1本で1枚。
塩ビ管にペーパーを巻き、水で濡らしてゴシゴシ。目詰まりしたら塩ビ管を少し回してゴシゴシ。

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ゴシゴシの図。雪をソールにおいてゴシゴシしたら、水にならずに氷になった(;。;)

この作業を4回やります。上のサイトによれば、出荷状態は#300~#400くらいらしいので、#600まで仕上げればじゅうぶんと考えました。
ただ、作業途中に感じたのは、#320と#600の間に、無精しないでもう1段階削れば良かったかな。ちょっと粗い仕上げになった気がする。

というのも、サイトに削った板は、#180で削りすぎて、その後に平滑を出すのにすごくたいへんだったのです。1本目が約1時間、2本目はその半分の30分。#180で削りすぎなければ、1本30分で終わります。

けずり終わって、滑走面を手で触れてみたら、削る前との違いはほぼなくなっていたので、それなりに仕上がったと思う。毛羽立ちはなくなり、白っぽさもなくなっている。

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ここまでやったら試乗してみないと気が済まない。



お子ちゃまみたいで恥ずかしいが、玄関でブーツを履き、庭の雪山から数メートル滑ってみた。子どもたちが小学校低学年の頃以来でした。

びみょう・・・

不安なので、ペーストワックスを少し塗ってもう1回滑ってみた。
使ったペーストワックスはこれ。

store.shopping.yahoo.co.jp

ハカセのワックスHTSペーストブルー
ベースワックスに近いものです。

こんどはいい感じがする。
1回目よりも遠くまで進んだ。

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試乗会

でもまだ不安なので、カービング板にはき替え、同じ坂を滑ってみた。
案外滑らず、ワックスを塗る前の停止位置と同じ場所で止まった。

ようやく普通に戻ったようだ。

 

ゲレンデで試し乗り
ハカセのワックスHTSペーストブルーをしっかり塗り、17時近くからばんけいスキー場にて1時間滑ることにした。

リフトまでの移動、ちゃんと滑ります。ごきげんです。
ただ、エッジが立ちすぎたようです。サンディングがヘタでエッジが丸まってないか心配でしたが、むしろダリングする必要があるかもしれません。
バリも出ていたので、返しをとるだけでいいかも。

オレンジリフト乗車。
2日前の面影はなく、完全な圧雪斜面です。悪くはなさそう。
滑りはじめてみた。スキーの滑りは問題なし。ただ、下手くそだった。(笑)
1時間、たぶん7,8本滑って、ずいぶん疲れた。

clickの印象は、以前はテールの反発はないが荷重を抜いた時点でスキーが下を向く印象だったが、この日はカービングスキーとさほど変わらない動きに感じた。
斜面がすごくよかったこともあるけれど、スキーは足元に返ってくるし、柔らかめでラディウスの大きいr22mの美点であるズラシによるコントロールも、ヘタなりに良かった。
カービング系とスキッド系。どっちも来いのこの板は、やっぱり好きだと再確認した。

ただ、いま思い出すと、外足の荷重が甘いと板が下に走る。板をしっかりたわます・フレックスが不十分だと、topの幅が細いのでスキーが下を向くのかな。
アンギュレーションを意識させてくれる板ではあります。

2011年のブログに以下のようなことが書いてあった。
フレックス×サイドカーブ×踏み込み×雪面角度。これらをスキーヤーが意識して使える点が、最高の美点だと思います。

maruhenyasu.hatenablog.com

なかなか良いこと書いている。いまより相当滑り込んでいたころだしね。