カーリング世界選手権2021が終わって、もう1本ブログを書きます。持論を許してください。
2021年の世界選手権の悲惨な結果で、強化方針の誤りのほかに、わかったことがもうひあとつあります。
- 世界で勝てるスキップは藤澤五月だということ。
- 国内4強と呼ばれ、ずいぶん強くなったと思ったが、3強はまだ本物ではなかったこと。
- そして、ここが重要なのですが、勝てるのは現役では藤澤五月だけ、引退した選手を含めれば藤澤五月と小笠原歩の2人だけ。
日本は強くなったとはいえ、まだまだでした。そして世界で最も選手層が厚いカナダでも、世界で勝てるスキップは数少ないことがわかりました。
スキップ不毛は、日本だけではない。ただし、カナダ、スウェーデン、スイス、スコットランド(ミュアヘッドはコケたけど)は、ちゃんとオリンピック出場権を確保しています。
『実力2番手チームでもきっと大丈夫』みたいな考えは、チーム強化が進んだ結果生まれた油断だったわけです。
油断があったことをまずは強化委員会が認める必要があると思います。今のところその気配はないですが、必ず、この世界選手権の総括をしてほしいと思います。
日本はまだそこまでの力がない。ナンバーワンチームを出すべきでした。そして男子のようにナンバーワンチームを出して負けたならやむを得ません。納得できます。
藤澤五月と小笠原歩、もう1人加えるとすれば両角友佑。今のところ、この3人しかいないです。
ボクは今回、以下の記事を見て、小笠原歩さんはさすがにオリンピックに出た代表スキップだと思いました。何がダメか、どうすべきかわかっている。人間的にも引退で少し成長したのではないかな。
そして、小笠原さんが引退した以上、藤澤五月がやるしかない。
彼女はとてもいい環境で競技ができています。
もし、東京や札幌に居所があったら、平昌オリンピック後にマスコミとスポンサーにつぶされていたかもしれません。
ところが幸いなことに、彼女の居所は日本のはずれの10万人都市・北見市。練習拠点はオホーツク海に面する過疎地域・常呂町。巨額のマネーは転がり込まなかったでしょうが、マスコミの持ち上げも落としも、スポンサーのわがままも無縁に、ほぼ変わりなく競技生活を続けられています。
お菓子大好き!