テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

スキー板の回旋力はどこから生まれるか?

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1月17日 備忘録
山の上から見てハの字、下から見て逆ハの字の最近のコブは、ついミゾに合わせてスキーを落としてしまい、結果ミゾに落とされやすい。斜度がなければいいが、きつくなれば衝撃吸収がうまくいかなくなりはじかれて転倒する。
うまい人たちはターンしていることが見ていてわかるが、問題はどうやったらターンで滑れるのか、という点である。
ターン運動は基本的には腰を回すことで生まれてくる。腰を回す力は上半身。フォールラインから45度斜めった位置から逆の45度まで90度の旋回をおこすきっかけは、上半身を45度ひねる運動ということになる。
これによってスキーが旋回しながらコブの腹を落ちていく動きとなり、底打ちのところで次のターンの準備が始まる。

よくわからないのは、このとき、かかと支点の動きになる場合が多いことだ。スキーを回す動きのきっかけを作るのは上半身の先行動作だが、実際に旋回させるのはかかとを支点としたときのテール部分となる。後傾とは異なるこの動きが、いまひとつ腑に落ちていない。
旋回のアイデアはMr.330のDVD「コブ斜面 深回り攻略法」から発想していると思う。
自分的には、岩渕隆二氏、粟野利信氏、高橋美三男氏(Mr.330)からインスピレーションをもらっている。特に様式の異なる岩渕氏と粟野氏に共通した体軸で滑るという方向性は、「目に見える部分にとらわれてはいけない」という真理を導いてくれた。滑れないうちは、うまい人の滑りを見ても何も参考にできないのだ。マネしてもほとんど失敗するし、雑誌の解説記事もまず役に立たない。コブ滑りは真理が見えないところに潜んでいる。だからこそおもしろいのかもしれない。
コブを含めた不整地滑りのもっと高いところに到達したい。そういう思いが今シーズン強くなっている。へたれはいったいどこまでいけるのか??
ただし、スピードが上がっているのでケガには十分注意しなければならないと改めてここに記す。ゆっくり・じっくりが基本だ。

さらに、へんなDVDを購入してしまった。「ゆるスキー革命」by運動科学総合研究所。
ゆるゆるトロトロで滑るとスキーが走るとか、波動運動とか、ハムストリングを使うスキーだそう。重心の軸をくるぶしより少しだけ前にある足裏「ウナ」とヒザ裏、そして肛門の前の「会陰(えいん)」と言う部分がまっすぐになるように置き、地球の芯につながる感じ。地球の芯はシルバー色だそうだ。そしてクネクネ波動運動でターンをつくる。
うーん。
意味はよくわからんが、自分的にはこっちの方向から差す光が正しい道のように思う。重心はヒザのさら側ではなく裏側だそうだ。さら側に持っていくと動きを止める筋肉である大腿四頭筋を使うことになるのでNG。ヒザ裏・ウナに重心を置いてハムストリングを使う。これはちょっとわかる気がします。
滑り方より体の使い方が大切だという思いが徐々に強まっている今日このごろ。

滑っている人がゆるゆるトロトロのご本尊・高岡英夫さん。スキーを始めて30日の滑りだそうだ。ノーマルスキーでカービングしている。