テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

バンク滑りの新旧比較

2010年と2011年。どれもゆっくりだが、①と②は失速しそうなほどゆっくり超低速で滑ったつもり。③と④は低速。
去年の滑りについては、ここでもここなどでも、自分なりの評価をした。
今年のバンク滑りを評価するのは今回が初めて。
今年はバンクをあまり滑っていないし、滑るときはバンクに上らずに踏み込むようにしている。だから失速しそうなほどゆっくりバンクを滑ると、ある意味とても懐かしい感じがした。

4月3日のビデオからキャプチャー。偶然にも昨年と似たカットを切り取ることができた。
ただし、ゲレンデは2010年がキロロ、2011年がばんけい。

イメージ 1

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バンク切り上げの部分 ①と②
次のターンに入る動作は、①山開きのシュテムのように滑るラインを上に切り上げて、そこからターンするという方法が2010年。この方法はかなりいいが万能ではない。スペースがないと使えないし、低速ではむしろ不安定になる。
②今年はラインを上に切り上げない。なので動作は整地の中まわりと同じになる。
バンクに上がらずに自然に落下しながらスキーを切り替え、外足を踏みにいくので姿勢が安定し、後傾しにくい。
現在はこの滑りをベースにしている。

ターン動作 ③と④
この部分が一番の変化だと思う。
③去年まではローテーションで、常にヒザ・腰・肩がいっしょに回る。内傾角はついていてもアンギュレーションがない。スキーを動かす意識はなく、上体で行き先をリードする意識のみ。
④今年は去年よりローテーションを抑えている。それは、スキーを動かそうと考えて、動かせるポジションをつくるため。
左手の位置が前に出ている。
コブの頂点(リップ)ではスキーをスイングさせない。
スキーのスイング(迎え角)が小さい。
ターンの仕上げが早い。



イメージ 2

一方、
アンギュレーションは自分が思っているより弱いし、
左ターン時の左腕位置の悪さと腰の開きはあまり直っていない。
どうしてもローテーションしそうなときに使う“負の技術”も編み出した。写真のポジションがけっこう登場せざるを得ないほど、左ターンは意志と裏腹にローテーションする。(まるでテレマークポジションだな・・・)



踏み込む滑りのときは、コブが大きいときだけ腰をローテーションしてスキーをヨコに抜くが、その判断は足裏でやっている感じで、今ひとつ文章化することができない。
同様に、春のアナコブやタイトで深いコブのときにどうやって裏を削りつつミゾにはまらずいくかも、まだ文章化できるほどつかめてはいない。何となくひざ下のねじりでアンギュレーションを付けて小さな迎え角をとっているのだと思うが、ハッキリした自覚はない。

ただ1つ言えることは、この日久しぶりに左足大腿四頭筋の内側がつった(ヒザの斜め上.内側広筋というそう)。これは午後からポジションがやや後傾したこともあるが、前圧を強く意識したためでもある。ひざ下でアンギュレーションをつくるにはブーツに前圧をかける必要があり、それが負担になったように思う。
あと、モーグルバーンのショートピッチで、腹筋がつりそうになった

とにかくボクは体幹が弱い。股関節がかたく、背筋が著しく弱い。
その欠点を底上げしながら、何とかほかで補おうとしています。

それにしても小生みたいにかっこ悪い滑りのスキーヤーが、今ほとんどいないな。