〈なんと新雪が。それもけっこういい雪〉
5月3日(火)
家のパソコンでライブカメラを見ると、ガスがかかって山頂がすっぽり覆われている。しばらく様子を見たが10時前に出発。
駐車場について見上げると、状況は変わっていないどころか悪化している?
とは言え来てしまったら何となく滑らなければならないような気になる。テンションは下げ下げ。
サミットエクスプレスで山頂へ。真っ白。かなりビビリながら林間で降りる。
2本目。北壁は怖かったが、ま、最初の壁だけが問題でそれ以降は何とかなりそうだった。
この日の北壁は苦手とするコブ形状。ばんけい・スーパーイーストと同じく不規則なコブができて、リズムがまったくとれない。
ズラシ斜滑降でできたと思われる大きなコブからいきなりピッチが詰まるというコブのクリアは、けっきょくできなかった。
まさに最大の課題。
雪の状況は、比較的しまったザラメで、コブの受けや頂点に新雪の湿雪がたまっている状態。去年なら滑れなかったな。うまくズラしてやらないと受けでスキーがとられる。そう意識するとどうしても、裏を削る動きがから吸収の流れに集中しきれない。
北壁の2本目は再度気持ちをリセットして臨んだつもりだが、すごく長く感じた。
『北壁1本でスーパーイースト3本分あるな』そう思いながら滑っていた。
〈北壁。手前のように新雪がコブの受けから頂点にかけてたまっている〉
馬の背のコース(名前を覚えられない。昔、Jバーがかかっていたコース)の最後、リフト乗り場に滑り込む短い坂で、小回りをした。1回目、2枚目はうまくいかない。
3回目に慎重にスキーを動かした。右下がりの片こう配斜面で、バランスが難しい点を意識して、左ターンは普通に、右ターンはずらす(横滑りに近い動かし方)だけという滑り方で左右の均等なターンになる。これが無意識にできるようになりたい。
午後になると気温が上がってきたためか、それまでわりとよく滑った新雪がストップ雪になって来たので、撤退する。
課題の再確認とともにできることの再確認にもなった。