5月5日(木・こどもの日)
何とこの日が初キロロ。自分のシーズンインが遅れたこと、手稲に行ってしまったことなどから、キロロに縁がなかった。ちなみに大好きな札幌国際には顔を出さないまま営業が終わってしまった。春キロロにはどうしても行かねばならない理由があった。
ミゾコブ、穴コブを克服できたかどうかの確認がその理由である。
結論からいうと自分的には及第点。ただしバンクではこけた。
春スキー恒例となりつつある次女レッスンを中心に、長峰のみ。そしてこれも恒例になりつつある第2Aコースのリフト沿いミゾ穴コブ挑戦も。
「コブ教えて」という発言をきっかけにこの日も次女レッスン。
本人は左ターンに入れないことが悩みだという。
いままでの教え方を大きく変えて、バンクターンを完全に封印。コブの裏をずらす(削る)ことのみを教えた。バンクターンを封印した理由は・・・
- バンクを走らすためにはターンスピードが要求されるため、初心者向きではない。
- 斜度変化の乗り越えかたを教えなければならないが、それは次のステップにしたい。
- コブの裏をずらすのは、初級技術ではなく基本技術だと思うようになったから。逆にバンクは応用技術の部類で、基本ではない。
インサイド(裏)を削らせると、「エッジの立てすぎ」がおきる。このため
- 外足と内足が開いたり、ときどきずれずにスキーが走ったりする。
- エッジを立てようと、全身が一直線で山側に倒れる副作用も伴う。
- やや低い姿勢(腰を落としてヒザを曲げ)
- 上体を立てる(その分足首を曲げる)
左ターンに入れない原因は、その前のターンにあるようだった。つまり、左ターンが終わって右ターンに入るきっかけとしての右手ストックが空振りになりがち(つき方が悪い)。このため右肩が下がり内倒して右ターンを行うため、腰が回りきって次の左ターンに入れない。
ストックを真上からつく。トン、トン!!
まだ直ってはいないが改善された。姿勢もちょっとだけよくなり、ターンが続くようになる。
第2Aのミゾ穴コブ
リフトを降りたすべり出しの周囲に10数人が順番待ちでたむろする。モーグル系、基礎系、オジジ系? みんなホントに楽しそう。自分も必死だが楽しい。
- ホントに必死に滑っているので、どうなっているのかよくわからないのだが、アンギュレーションによって圧はかけられているようだ。発射はしなかった。感覚的にはほとんど接地感がない。
- 目視によるコース取りの意識は、コブの肩狙いで谷の最深部を避ける。ただし肩なので勾配がついており、しっかりアンギュレーションをかけて外足荷重をしないとバランスを崩す。コブ形状がターン方向とあっているかどうかも、正直、判断する余裕がない。とにかく足元を見ずに肩を狙って滑るのみ。
- コブに接雪したあと、感覚的に少し間がある。ここが削るタイミングなのだが、まだしっかりコントロールできていない。もう少し姿勢を低くしてストロークをとれば、ズラシが増えて速度を抑えることができるかもしれない。
- トップを当てて減速する動きは、偶然はあっても仕掛けてできるまでにはぜんぜん至らない。
- 姿勢を立てることはかなり意識した。後傾しそうで怖いが、ヒザを入れて、手を前に出して前を見ると何とかなる。
- 意識の中ではスキーがまっすぐ動いているつもりだったが、わが家に帰って第2Bの似たコブを滑る動画を見ると、スキーはひざ下で回っている。息子に確認したら、タテにターンしている感じだと言っていた。
- コブの接雪後に上半身を押しつける感覚はなく、上半身は安定した。上体起こしとヒザ入れの結果、吸収の方向が変わるのだと思う。
- かかと乗りの意識も今回はない。
今シーズンの課題に対して、達成度はほぼ合格だった。ただし体力はかなり落ちている。これに限ってはケガの影響なので言い訳無用の自己責任だ。
コブレッスンの様子を見た。おそらく坂本豪大プロだと思う。
第2Aのミゾ穴コブをきわめてリラックスして滑っていた。小生が死にものぐるいで滑っているそのコースを、元オリンピック選手は散歩するがごとく滑る。これがスキーというスポーツに引き込まれる理由の1つでもある。