テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

閉鎖スキー場紀行 第1回 旧・手稲・千尺高地スキー場

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〈第1リフトから見上げる千尺高地スキー場。右側にはロープ塔の遺跡も。そういえばあったなぁ。


気温が低く条件が変わらないうちに、いちど行っておこうと考え、昨年からの念願だった旧・千尺高地スキー場を訪れた。
テイネに行ったことがある方なら、アプローチ道路の途中、民家が切れてからわりとすぐのところにスキー場があることを知っていると思います。
子どもの頃はここで滑ったものでした。聖火台はまだ滑れない、でも白樺平ではカッコ悪いみたいなガキンチョだった自分は、千尺が良かったのです。
確かナイターもやっていて、下の第1リフトはアイスバーン、上の第2リフトは未圧雪で、大雪のあとの第2リフトが難しかった覚えがあります。

スタートは9:25
実際登ってみると、第1リフト下がずいぶん緩やかで、ブッシュも多く、ここは楽しめそうもない。一気に上り詰めて第2リフトに挑む。
中継地点:9:46
ここからの登りはけっこうなこう配となった。今日は気温も高いため(マイナス5℃程度です)汗がしたたる。途中で女性2名のグループと遭遇。その後もしこしこガンバリました。
ピーク:10:13 登り48分。かなりこたえた。
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〈ピークから石狩湾を望む。こんなに眺めが良かったんだ〉


シールをはがし、いよいよ閉鎖スキー場を滑る。
が、
なんかぜんぜん滑れない。テレマーク2日目くらいのレベル。
ぜんぜんダメだわ、オレ。ブッシュが多いこと、表面に雪が載っているが下地がもっさりしていてスキーをずらしにくいことなどが原因かと思われた。
要するに、「まだまだじゃよ」

第2リフトまで下りて登り返し。
今度は林の中を歩いてみた。
これは楽しい。オープンバーンを登るとなぜかトレーニングモードになり、「これ、マラソンとどっちがキツイかな」みたいな感じになるが、林の中だとゆっくりゆっくり進む。
途中でキツツキに遭遇。警戒心が強いはずだが、林の中は彼らの領域。小生の頭の上あたりで木をつつく音がする。
帰ってきてから調べたら、「コゲラ」というもっとも小さなキツツキらしい。
至福の時間だった。
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登り返して今度は白樺平に滑り降りる。
じつは最初の1本、ブーツのウオークモードをスキーモードに直すのを忘れていたことに気がつく。
ということは、ウオークモードのままでは、2日目と同じレベルでしかないということ。どれだけブーツに助けられているかを知った。

白樺平のレストハウスでトイレを借り、3たび登り。今度は札幌オリンピックの旧ボブスレー?コースを歩く。雪に埋まり、それでもコーナーのブロック壁と照明が小生にその存在をアピールしてくる。ボブスレーコースを上るなんて愉快じゃないか。
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気がついたら、スキーではなく廃虚めぐりになっていた。
ピークに到着、そしてお昼ご飯。立ったままおにぎり3つ頬張る。おにぎりもお茶もまだ温かかった。奥さま、いつもありがとう。

さ、最後の滑り。今度はスキーモードにすることを忘れずに。
最初よりはいい感じですね。でも足は初山行きにすでに疲れ、安定しない。おまけに低木につかまり、もがいていたら、下から登ってきた方にバッチリ見られた・・。

途中からは少しリズムをつくり、「楽しいな」と一瞬でも思えた。
中継点はブッシュが多く、禁断のアルペン小回り。
13:00過ぎには車に戻りました。

スキー場はなかなか森に戻りません。スキー場植生という研究分野があるそうで、斜面の表面を雪のない時期に雨水が流れ、木が育ちにくいのだそうです。
閉鎖から10年以上たっているようですが、すれ違っただけで7人。親しまれている閉鎖スキー場です。
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以下、備忘録---
  • 8リットルのリュックでは小さい。
  • パウダーバスケットをつけるポールは今と同じ長さでいい気がする→この日、1,050円で購入。120cmでほぼ同じ、ちょっと重いけどまあ良し。
  • シールの貼り・はがしはだいぶ慣れてきた。
  • シール登りは褒められた。「ムダな力が入ってなくていい」そうです。
  • 車の外気温計で5℃程度の時は薄手のアウターにすべきだな。両方持参する細心の準備が必要。全身汗まみれで、帰りの車の中で身体が冷えてきた。ウールのブリーフってあるんだろうか?
  • 手袋はついにスキーグローブを使わなかった。もう1ランク暖かい革の手袋をプロノで買うか・・