テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

閉鎖スキー場紀行 第2回 旧・真駒内スキー場

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〈メイン斜面だったのでしょうか?登りはこのトレースを使いました〉
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〈リフト設置跡らしき林の切れ目をはさみ、帰りは右の丘から下りてきた〉

1月14日(月)
成人の日。もう少しで長女も成人か、でも今は「ずけんせい」。
さて、今日はケムケムさん情報の美唄スキー場・1日無料にかなり心が動いたが、午前中で終わらせることを優先し、2回目の閉鎖スキー場へ。選んだのは真駒内スキー場。

このスキー場がオープンしている間は、じつは一度も行ったことがなく・・。ちょうどスキーに関心がない時期にオープンし、行こうかなと思っているうちに閉鎖してしまった。
なので事前情報は、個人的には全くない。数年前に近くで仕事があり、「ここスキー場だったんだよ」と教えられて場所を知った。そのときはリフトが残っていたが、もう何も残っていない。

スタートは9:20
スノーモビルの跡が残る。スキーの跡もたくさんあり。どこを登れば良いかまったくわからないので、先行者をトレースした。
しばらくは順調に登ったのだが、途中から直登がきつくなり、「そうだ林の中を行こう」と林に入ってから、運命が暗転する(笑)。
林に入るとちょっと先が開けている。なんだろと進んでみると、どうやら旧・リフト直下らしい。「ここがいいな」と登りはじめる。
しばらくは良かったのだ。ところが急勾配の下に来たら、なんかうまく登れん。モナカ雪かと思えばズルズルの雪。それでもガッツ入れて、あと標高で3m上げれば踊り場についたのだが、ついに前にも後にも進めなくなった。
甘く見てはいかんね。

撤退・転進を決める。
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〈林にたどり着いてから転進方向を見返す。撮影のために戻ろうという気持ちは、、なかった〉

ところが、これまで便利に登らせてくれたマテリアルが、下るとなると足かせになる。
まず、かかとを完全にフリーにしてくれるビンディングのせいでテールがブラブラし、キックターンができない。ツアーモードからスキーモードに変えるにはかかとを押し上げてくれるクライミングサポートを倒して元に戻さなければならない。が、足場が悪く、しゃがんだとたんにそのまま斜面を転げ落ちそう。
何とか足場をつくってクライミングサポートを元に戻しビンディングもスキーモードに。そしてキックターン。
さあて、シールをつけたままの、とても怖い下りの始まり。両足がだんだん開いていく。なぜ?
やっとの事でもとの林に戻る。ふーっ。雪の上に腰を下ろしたら、今度は立ち上がれない。おまけにズボンのサイドファスナー全開だったから、ズボンとタイツの間にゆき、ゆき、ゆき。
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〈山頂にて。スポーツReショップで1,050円で買ったポールにパドルクラブで567円で買ったパウダーバスケット装着。クライミングサポート(かかとのワイヤー)がまだ立ったままになっている〉


まあ、そんなこんなでコースに戻りましたです。
コースはとてもブッシュが多く、かつシラカバも生え始めており、千尺よりも復元が早い。南斜面のパワーか??

その後も直登ができず、雪も微妙にクラストしていたりモナカだったり沈んだり。やっとの事で山頂到着。およそ50分ほど。

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〈山頂から山麓を見下ろす景色。低木が滑りを阻むのでした・・〉
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〈山頂からどこかのゴルフ場を望む。ここもテレマークで滑ったら楽しそう〉


失礼して山頂で小用を足す。水を飲み、さあて滑るか。でもどこ滑ります? 滑れそうなとこありました?
まっすぐ滑りはじめるも途中から谷に向かって左に斜行。すると、斜度もバーンも小生に手ごろな一部分を発見。そこだけはちょっと滑った感があり。
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〈ボク向きの斜面。まっすぐ延びるのは先行者の踏みあと、それに交差するのが1本目〉


せっかくだから登り返して再度滑る。踊り場のようになった部分から駐車場を見下ろす。ここからは小生の技術ではムリ。よって今回も禁断のアルペン小回りでけっこう楽しくブッシュの中を滑り、旧ゲレンデのすそに出ました。
撤収が11:00今回はとても短い旅でした。

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アルペン滑りでね!〉

ここは、小生にとってはもっと雪が必要だし、南斜面ゆえ降雪の直後に行かないと雪が腐ってしまう。
何事も経験ですわ。

閉鎖スキー場紀行 第1回の旧・手稲千尺高地スキー場はこちら>>
http://blogs.yahoo.co.jp/maruhenyasu/37828743.html

*2016年2月付記*
真駒内スキー場のコース跡地には太陽発電施設が2013年に着工し、翌2014年に稼働したらしいです。2013年に滑っておいて良かった。それにしても、撤去したリフトはどこに行ったのかしら? 再利用されているのかな。