テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

ゼビオスポーツ14-15シーズンスキー試乗会 その2

息子によるインプレ。
中学3年の息子は、自分と同じく基本的にラクして滑るタイプで、受験明けのため滑り込んでおらず、強烈な「くの字」アンギュレーションでターン弧をつくっていきます。基本、ズラシです。

本人が選んだベスト3
ATOMIC BLUESTER D/D 3.0SX 165cm 125.5-69-111mm R=11m
イメージ 1

うまくなったと錯覚するカービングターン。素晴らしい小回り性能。スキーは重いけど、これはすごいと申しておりました。


ROSSIGNOL DEMO DELTA 170cm 124-71-104mm R=14m
イメージ 2

父がすすめた板で、大回りも小回りもできる万能機、ボクの好きなガンマの下位に位置する新機種だそうです。これもいいけど、ATOMICのカービングに心奪われた模様。


HEAD i.Supershape Speed 170cm 119-66-98mm R=14.3m
イメージ 3

大回りがうまくなったと錯覚する安定感。ただ、本人は小回り将軍なので、この板を選ぶ選択肢はないようでした。


試乗を終えて
ゼビオの試乗会に限らず、試乗会はいわゆる基礎系の板が多い。センターが太い板も数本あったが、ハードパックのばんけいでは実力を試しようもない(例えばK2 ANNEX)。
そんな中で気に入った板を選ぶのは、ボクはかなり難しい。

基本的に、どの板も硬いし重い。ゲレンデに立つ日がいつも整地ならいいけれど、そうでない日は楽しみが激減すると思う。
もうちょっとやわらかい板を用意して、すすめるべきではないかと思うのだった。

日本人はとにかく体重が軽い。ボクは65kg程度。だから、エランelanのSLXやヘッドHEADのマグナムが良くても、中速域で全体重をかけて(ジャンプするように)スキーを踏み込んでも、思うようなたわみがでない。しかも日本のゲレンデでは、中速域でコースを滑りきることはかなり難しい。そうすると、低速域でほとんどたわまないスキーをかなり高度な技術でズラシながら滑る必要が出てくる。
それが楽しいか想像すると、ボクは楽しくないだろう。
どうしても、中速・低速域でしなる(たわむ)スキーが必要になる。仮に中速域でときどき不安定が現れたとしても、そこは乗り位置を正しくすることで改善すべきであって、スキーに頼るべきではないと思うのだ。

ただし、エランelanのSLXやヘッドHEADのマグナムについては、ターン仕上げ部のターン半径が大きくなってどんどん加速していき、姿勢が置いていかれそうになったとき、切り替えで足首の曲げを回復して乗り位置をしっかり戻すことができた。これは素晴らしい板の特性だと思う。

以上、いつものように非主流派の意見を書いてみました。