テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

09年2月19日備忘録です

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09年2月21日の暴風雪は記録的な大風でした。2月最大だそうで、当然リフトは止まり、スキーはお休み。わが家もたいへんなことになっており、コブより疲れる雪かきをようやく終えました。半日吹き続けた風は16時ころにはおおむねおさまり、明日は圧雪斜面と圧雪パウダーのいい条件が期待できます。
以下は、09年2月19日に書き留めた備忘録です。

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この1年、手探りでコブを滑るためのトレーニングをしてきました。

スタートは粟野利信氏のビデオで見たテールスライドの連続です。
エッジを立てずにテールを振り出す。スキーが真横になるまで振り出すのがポイントです。それを連続して行う。
これによって、ズラシでコブを降りることができるようになりました。が、ズラすスペースがないとツライし、何よりかっこよくない。

その次が見つからなかったのですが、深回りの小回りからヒントを得て、整地のやや急斜面で体が真横に向くほどの回し込みターンの連続。ポイントはターンが完全に終わってスキーが横方向に走り出すまで次のターンの先行動作を起こさないこと。この際、左右のスキーが離れるとか、ハの字とか足元はいっさい気にせずに、とにかく体も一緒に回る感覚。意識は膝下ではなく膝上の姿勢に集中します。次のターンに入る先行動作では、テールを持ち上げてもいいと思っています。多少の不整地は気にせず、むしろバランス維持の練習ととらえてガンガンいきます。ただしゆっくりとしたスピードで。

この練習はかなり不格好だと思います。足元バラバラ、姿勢も振られます(ヘタだから振られるわけですが)。それでも足元は気にせず姿勢を守る。なぜなら、コブ斜を想定した練習だからです。ばんけいの場合、オレンジのリフト沿い1壁と、アイスバーン2壁が最適です。かっこわるいですよ、リフト横でこれをやるのは。

でも気がつけば、視界がない中で滑るときや深雪のときは、自然とこういう姿勢になりますね。ということは、やはり究極の不整地対策ではないかと思うのです。スキーを体の下に置く。足元はどうあれ、姿勢は維持し続ける。

この練習で覚えるのは、コブ斜面の中での横移動です。横移動で姿勢を崩さなくなると、深回りしながら小さな落差でコブを回ることができるようになります。バンクの大小は関係ありませんから、ラインコブにも対応します。
こうして、昨シーズンにたてた今シーズンの目標「ラインコブの攻略」が実現しました。
安定感はまだまだ不十分ですが、大きな落差のコブのこなしかたがわかったのは、とてもうれしい進歩です。

09年2月現在、コブで大切なのはスキー操作ではなく、姿勢をつくることだと感じています。ただし、これを「安定した姿勢」と表現すると勘違いしてしまうのです。コブは不安定の連続。その中で安定をどれだけ維持できるかと同じくらい大切なのは、不安定になったときのリカバリー能力。それはスキー操作ではなく、基本姿勢で決まる。今はそう感じています。

欠点もさらにハッキリしてきました。左ターンで内足荷重になっていることです。これが破たんの大きな原因になっています。おそらくリカバリー能力が低いポジションなのでしょう。最近の破たんは、内側に倒れすぎ-が多いようです。直せるかなあ。くせだから簡単ではないゾ。
この修正が今シーズン残りの課題です。そう決めました。

スラバンでのかっこいい小回りは来シーズンの課題にしよ。