テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

札幌国際に1人で出かけるのは何年ぶり?

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前回のスキーから、また2週間あきました。今シーズン23日目。
シーズンはじめに「くるトクカード」なるものに入会したので、キロロと国際で迷うと、やはり国際に足が向きます。気持ちが囲い込みされたようです。
でもそれだけでもありません。

歯が立たないダウンヒルコースのコブに挑戦したい。


その気持ちが強かったようです。

結果はどうかというと、自己採点55点でしょうか・・。
春雪コブでもかなりいけたことは確かですが、ノンストップはならず。2本滑って、いいほうの1本は惜しかったのですが、滑り終わったあと気を緩めて小さなコブに落ち、伸身の前転。スキーも外れずにお嬢さん座りで停止しました。

休み休み、滑りました。ダウンヒル2本、深雪エリア2本、スイングの下3本、合計コブ斜7本。9時過ぎからはじめて午後1時過ぎに退散。体力的に限界です。

滑りはじめはバンク系で滑ったのですが、バンクの受け部分でスキーが旋回し後傾しやすい。その後の体の落とし込みがうまくいかないとバラバラの滑りになってしまいます。
こりゃいかんということで、4月5日につかみかけたトップ先落としの滑りに変更。コブの裏を狙うのがコツだから、コブ斜にいくまでの緩斜面でテールジャンプ気味に小回り練習。こうすることで後傾が直ってきました。
コブの穴に飛び込むと決めたら、意外や覚悟が決まりました。コブに向けてまっすぐに入っている(つもり)でも、グサ雪なので沈み込みやズレでスピードが落ちる。ただし勝手にスキーが回り込んで強い外向傾ができたりすると、次のターンはバンク的になります。

ダウンヒルでは斜度がきつい分、吸収のストロークがものすごく大きくなる場面があります。
体がグシャッとつぶれたあと、目いっぱい伸びる。それでも意外と後傾せず、バランスはバンク系よりいいようです。スピードが目いっぱい遅いこともあるかな・・・。
コブが浅くて斜度もそこそこの深雪エリアは、あまりスピード制御せずにコブの裏を狙ってひたすら突っ込んでいけます。ヘタすると吸収で前乗りになりますが、まあ何とかなりました。

スイング下部は、モーグル大会のあと、そのままネットで仕切ってコブを残しているようです。2本のラインでビッチリ下までショートピッチ。一番苦手なコブです。
斜度がないのに深い。春雪で足元が不安定。苦手なショートピッチ、という三重苦。どうせなら、最初から半端なバンク狙いは止めて、

『腹をくくってコブの裏狙いでまっすぐ落ちてやる』。


スタート地点は数名が集まります。ふと気がつくと、自分も含め全員の髪に白いものが目立つ、お・や・ぢ。おやぢはコブが好き。これは間違いないなと確信しました。
2本目はかなりいい感じでした。滑りはじめると姿勢が安定し、視線を先に向けるとコブとコブの谷間が開けて見えました。いわゆるコブの肩狙いにラインを修正して、まっすぐ落ちながら姿勢のブレをストックで修正する。この動きはばんけいのウエストでもやったっけ、とか思っているうちにコブが終わりました。
滑る前にコブの谷を探してからラインを決めることはよくありますが、滑っている間に谷間が目前に開けたのは初めてでした。そして、そこを狙った滑りも初めてでした。

コブの裏狙いの一番の美点は、後傾しにくいことです。裏を狙うためにテールが上がる。この姿勢では後傾しようもありません。自分はスピードが遅いので、吸収で胸を太ももに押しつけるような姿勢から次の裏狙いへ、立て直しが可能です。
欠点は、吸収が大きく全身の筋力を使うこと、そしてものすごく息が上がることです。
常に吸収幅が小さくてよい谷間を狙って滑ることが大事だと思います。

この滑りをキロロの長峰でもできるのか。そしてもうちょっとがんばってダウンヒルのコブをノンストップで。この2点は今シーズン挑戦できないかもしれません。来シーズンのお楽しみかな。

ものすごい腹が減り、11時過ぎに食事。満腹セットの味噌ラーメンにおろしニンニクとナマ唐辛子なるものを入れて、スープも完食。さらに汗をかきました。うまかったー。国際はしょうゆより味噌だね。水をがぶ飲みして1時間、ばっちり休憩しても、足を上げるのがツライくらい、ダメージがありました。
春雪は完全に静止するまで気を抜けません。もちろんそれも疲れの原因ですが・・・。

 
朝9時前から駐車場にスキー・ボード*カが集結。
針葉樹が混じるのがこのスキー場の美点。エゾマツ・トドマツが本当にキレイ。
深雪エリアを見上げる、といってもこの時期深雪はない。ここはコブ練をする人の姿が見られる。