テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

息子開眼か??? 本人曰く「切り替えがなんか違う感じ」

おばかなスキー親子は、3月28日も札幌ばんけいスキー場に出勤。とはいえ、子供たちは何やかやで春休みに入っても通っていないらしい。

日曜日なので級別検定あり。バーン条件はひょっとして今シーズン最高かも。

ボクたちはオレンジリフトの最初の1本大回りしたあと、なぜかコブ練に突入。
ただ、コブばかりでなく、この日は整地で小回りを重視してみた。
久しぶりにスラバン上から下まで小回りしたり、途中から超高速小回り?というワケのわかんない練習してみたり、これらをシルエットで先頭滑走者の後ろについて滑ったり。

いやあ、しっかりエッジがかんでとても滑りやすかった。ウェーデルンもカービングもどっちもコイって感じでございました。うまくなったと錯覚するほど滑りやすかった。

ほんで息子。リフトの上でも「なんか違う感じ」を連発。しかし、まだ日本人になりきっていない日本語レベルの小5生から、発言の意味をくみ取ることができず。

午後から外出して最後に寄ったスーパーでもつぶやくので、「何でもいいから、その感じを教えろ」と問い返すと、どうやらターン切り替えの操作が、自然に連続してきたということらしい。
「見ててなんか違った?」と聞かれ、わかるかそんなこと、と答えたけれど、切り替えなら確かに違ったな。

伸び上がり動作やテールの振り出しなしで完全に連続した小回りをしていた。大回りも小回りも。

コーチにはその感覚をエッジの切り替えという言葉で教わっているらしく、
スーパー店内を2人で歩きながら説明してくれた(がよくわからなかった)。

コーチからのアドバイスはこんな感じらしい。
  1. スキーを脱いで雪上をブーツで滑ると良くわかる(確認できる)
  2. ブーツで滑り、その滑走あとを確認する。同じ幅から細くなる部分が切り替え。太くなっていたらズラシが発生しているということ。
  3. 細くなるとは、エッジが返った状態を指している。
  4. そのためには、ストックもってブーツで滑られるようになることが第1歩。

だそうです。もうちょっとしゃべっていた気がするが忘れた。
けっこう難しいことやってるんですね。
我流の父はどうしても感覚的な説明になってしまう。スキーを動かすための上半身に着目するというのが小生のアプローチなのだが、スクールでは初歩はともかく、滑れる子に対してあまりそういうアプローチを取らない。

父から見て息子の課題は、あと1つ。ターンの回旋力。回旋力が弱いので、バンクのコブで途中からコブを飛び降りる格好になる。
回旋力を高めるとバンクの形状に沿ってスキーがまわるのでバンクコブに貼りつく滑りができる。これができると、モーグルの段コブも同じ要領で滑ることができる。
そのコツはかかとによる蹴り出しだと教えたが、今シーズンはマスターできないだろう。
いずれにしても、本人が望むならいったん基礎スキーから卒業していいと思う。



さて、整地小回りは3人揃って滑りのバランスチェックとともに、主に娘のローテーション修正のために行ったわけだが、簡単には止まらない。技術的原因ではなく心の原因は、前走者に合わせて滑るという矯正意識に欠けていることにあると確信した。できなくなったら適当にごまかしてしまうのだ。できなくなりそうな場面からのガンバリが、上達の道のはずだが。
これは指摘せねば・・・。
昨シーズンもこの時期のアドバイスが効いた。彼女は考え方を整理する作業を手伝ってやると、目的に向かってカラダが動く傾向がある。

そういう彼女もスキーが大好き。
もともと「指導員になりたい」と言い出したのは娘が先だったし。スキーが大好きだから先生をやっている、という父による話の整理の仕方がとても気に入っているらしいし。