テレマークスキー前転日記~ケガに注意!!

ヘタレスキー部も還暦.部員1~2人 @札幌

三角山周回10kmコース 2回目 聞こえるのは靴音だけ

11月6日(土)
今ひとつやる気にならない。この朝は特に円山周回8kmコースに魅力がない。というわけで10月11日以来ほぼ1ヵ月ぶりに走ることにしたが、前回のつらい記憶が何というかトラウマというんでしょうかね、少々引きずっています。

入念にストレッチ。6:30ころスタート。
ストレッチで伸ばした筋が走り始めて筋肉痛のように痛み出す。『こりゃ早々にリタイヤか』と頭をよぎる。

発寒川沿いの遊歩道に入る。つらい。なぜかとてもつらい。呼吸がキツイ。『これでは持たないのでは?』 そんな不安と戦いながら走る。つまりはびびっている。

発寒川を離れてばんけいに向かう。ここでようやく落ち着いた。アベレージランとなり、呼吸も安定する。五天山公園に一番近いセ*ンイレブンが消えていた。
スキー場のある三菱山やこれから登る三角山・大倉山方向を見る。ちょうど朝日が札幌市街地側から昇っていて、太陽に向かって檄坂を登ることになりそう。

小別沢線へ。今回は迷わないように気をつけた。
道が濡れている。歩道は落ち葉がいっぱい。濡れた落ち葉を踏みしめて走る。徐々に上り、神社のあたりからきつくなった。でもまだガンバル心が残っている。

車線が狭くなる。いよいよほんとうの檄坂。重心が一瞬後ろに下がって前に進んでいないような感覚が襲ってくる。標高地図の上では100分の8勾配程度となっているが、部分的には完全に100分の10以上の檄坂だ。
呼吸もメチャメチャキツイ。見上げると小別沢トンネル。目標を発見し何とかガンバル心がよみがえったが、前に進んでいない錯覚が続く。
ようやくトンネルの中へ。もう1歩も上れないと思った。

前回より回復が早い。トンネルの中で何とかスロージョグ程度のスピードを取り戻す。そして宮の森側へ。ばんけい線に出るころには少し膝が痛くなったが、悪化せずに走りきることができた。
本格的に回復したのはやはり幸福の*学の手前。この辺りは黄色のじゅうたんが本当にキレイだった。今年最後、木枯らし前のいい日かもしれなかった。
山麓通りからわが家方向へ。気がつくと、自分の靴音と呼吸しか聞こえない。ステキなところを走っていると思った。

タイムは67分。1km 6分40秒程度で、前回より8分速かった。この結果は満足だが、タイムをあげるより、ばんけい峠経由の13km・獲得標高250mというコースにチャレンジするほうに興味がいっている。8kmコースでは得られないつらさと達成感があって、ガンバルにはやっぱ山越えがいいかも。