フォールラインに近いコブの前側(横っ腹ではなく出っ腹の部分)を削ることをいつも意識しておくべし。
カービングスキーは、削り方を工夫することで着地点を前に移動することもできるが、基本はフォールライン近くを削ること。
やってみるとわかるけど、これけっこう難しい。フォールラインに絡みながら落ちる場合は、着地したらすぐに次のコブだし、スキーを横にするスペースがないときは、迎え角を小さく、つまりスキートップを下向きにしたままズレるという斜めズラシが必要になる(エッジに乗った瞬間発射しますからね)。
そのためにはスイッチバックのズラシとは真逆の重心位置、すなわち足首をまげて重心もいっしょに落ちる必要がある。
かなり高度なズラシテクです。逆に言えば、
- 横滑り練習で高度なズラシテクを身につければ、肉体的にはラクに自然コブをおりることができる。
すごくね? この発見!!
(この動画でやっていることをやればいいのです。見ていただくほうが早いですね)
100316モーグルワンポイントレッスン1
〈photoの赤線は、みんながつけた踏みあと(ミゾの最深部)。ボクはどうしても人の踏みあとに右習えしたくなるが、勇気を持って完全に無視すべし。
インサイドラインは上手い人だけが使う場所ではなく、インサイドラインを使わなければ連続して滑れないのだ。スピードダウンは、スキーを横に向けてガッツリ削ることで実現する。
でもねえ、相当滑り込まないと、このコブがバンクターンNGなのかどうかが判断できないんだよねえ。経験値はそこで役に立つ。〉