腰痛で寝ているのもヒマで、お仕事関係の本を読んだあと、
どうせしばらくはスキーできないから、スキー関係の2冊のバイブル:
佐藤智子さんの「Let's Ski スキーのいろは」と
神のシュプール―THIS IS THEインゲマル・ステンマルク
を斜めに読み返しました。
どちらの本も、何度読み返しても発見があります。
ボクが今、4FRNTのスキーを使っているのは、100%佐藤智子さんの影響です。基礎スキーという名のレーシングスキーを使うより、柔らかで自分でターン弧をつくることができるスキーを選んだほうが、スキーをアクティブに楽しむことができると考えたのは、佐藤さんの影響です。
ステンマルクは、いわばスキーの全知全能の神です。FISワールドカップの技術系種目を勝ちまくった滑りは、スキーの基本そのものと言っていいと思います。
そのステンマルクは、谷まわりでの操作をほとんど意識せず、当時世界一深い内傾角をとるカービングターンをノーマルスキーで行う人でした。
そして、エッジングはスキーが真下を向いたときではなく、山まわりに入ったときだと語っております。
彼の基本は切り替え前から次の外足に乗る。そして、狙いを定めて「空の上」でスキーを回し、マキシマムでエッジング。
シンプルな技術です。
1級とかプライズとかのS*J検定を取りたい人以外は、こっちのスキーをやったほうがいいと思います。合理的なので技術の壁が乗り越えやすく、習得が速くなります。
余った時間で滑りのフィールドを広げたり、違うレジャーをやったほうがいいとボクは思っています。
2冊の本を読むと、ボクでも、必要な技術と不要な技術が徐々にわかってくる気がします。